今年も押し迫ってきた。年の瀬というものは、文字通り、空気の色さえも暮れてくるように感じることがある。
いろんな俗事に追われてなかなか我が身を振り返ることも少ないが、合唱を趣味として、少しでも内省的な時間をとれるということは、中々に幸せであるのかも知れない。
さて、今頃の掲示となったが、練習場の入り口に張り出してある看板。B1酒井氏の製作である。この看板を目にしたら、ぜひ一般の皆さん、見学にお入り下さいませ!
■場所 前橋中央公民館(46スタジオ)
■出席人数15名(T1:2 T2:4 B1:3 B2:6)
■練習内容
1.体操・呼吸・発声
○裏声について
・手段と目的を勘違いしないよう。目的は声帯の適切な緊張を保つ力を高めることにある。
・裏声の歌唱ラインと、実声の歌唱ラインを近づけていくこと。
○発声練習
・裏声での声出し数本、実声での声だし数本(省略)
2.パート練習
【曲目】”チャイコフスキー歌曲集”より「語るな我が友よ」
今回も、移動ド唱法による譜読みにトライ。基本的にe-moll(ホ短調)なので、ベースは「ラ」バリトンは「ド」で譜読み開始。
ベースについては、湯浅氏の提案もあり、下記部分について便宜上、H-Dur(ロ長調)またはGis-moll(嬰ト短調)で読替。
将来的には、ピアノが弾いてくれるので安心であるね。ま、その頃はとれているであろうが。
※12〜14小節の階名のふり方(音符順)
(12小節)ド#・レ・レ#・シ
(13小節)ド・ソ・ファ・ミ・レ・ド・シ
(14小節)ド・ミ・ミ
※34〜36小節の階名のふり方(音符順)
(34小節)ド#・レ・レ#・シ
(35小節)ド・ソ・ファ・ミ・ド#・ド・シ
(36小節)ド・ミ・ミ
今日の音取り。単曲で丸々一時間以上かかった。休んだ人は、若干ビハインドか。心して音取りをしておいて欲しいものだ。(マジで)
3.アンサンブル
【曲目】”チャイコフスキー歌曲集”より「語るな我が友よ」
・(B系) 全般的にリズムを明確に。
・(T系) 美しさを追求して!流麗に歌おうという気があって当たり前。(まだ音取りではあるが今からね)テナー系諸君の奮起を期待!
【曲目】”チャイコフスキー歌曲集”より「何故?」
・冒頭(B2) 分散和音は音形を考えて歌う。指揮者的には、この歌に関してベースへの要求事項が多そうだ。お覚悟を! >ベースメン
・(全)33〜34小節 33→34小節の、和音の色の変化を意識。(ホント大事)
※音取りって、そりゃ、音やリズムを楽譜通りになぞって覚え込む作業なのだが、個人的にはたとえ事前にある程度譜読みをした場合でも、団として歌った場合の第一印象というものは、想像以上に重要なものである。
人と人との出会いがそうであるように、ファースト・インプレッションは、曲(作曲家)とのつきあいにおいて、大きな意義を持つものだ。
そして、我々団員側の印象だけでなく、曲(作曲家)側にも、(←指揮者側と読替えても良いだろう)第一印象を持たれてしまうということでもある。
その最初の出会いの場を、なるべく多くの団員と時間を共有した方が、今後の練習に大いに作用するものなのである。曲(作曲者=指揮者)側の我々に対する第一印象はどんなもんだったろう?
一見、移動ドによる譜読みに右往左往している感も否めないが、既に、団全体として作曲者や音楽を感じ取る作業は始まっている。個人で音取りをした場合に比し、遙かに感覚神経を総動員せねばおっつかない。まさに知的な作業ではあるのだ。
だから、音取りの時間は、その曲に対する団の初期値を決定する重要な局面なのである。
■連絡事項
(指揮者より)
・次回練習での音取りは「憧れを知る者のみが」
譜読みは、Es-Dur 予習できる人はしておいて下さい。
最初の階名(トップ「レ」、セカンド「ラ」、バリトン「ラ」、ベース「ド」)
(事務局より)
・合唱祭写真のご案内(申込は山岸団長まで)
・演奏会のご案内
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