水上温泉・ひがき ホテル ラウンジコンサート開催!!(その2)

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(その1)からの続き


やがて20時15分となり開演。ステージ脇から入場し板付。ホテルの担当スタッフの菅野さんからのご紹介の後、

「斎太郎節」

を歌う。
いわゆる”つかみ”である。

エンヤオットの勇壮な掛け声に乗せて、テナー系メロディが新鮮な歯切れの良い宮城県民謡を再現してゆく。

掛け声が去っ ては近づくようなデクレッシェンド・クレッシェンドの波。ハーヨイショッ!の合図でソロが登場、曲をリードしてゆく。

続くベースの先打ちの掛け声で曲調に 変化が生じ、各声部のユニゾンへの集合とともに一旦降下しながらも、終盤でのE-durで華々しいコーダ。(・・・とまぁ、歌唱風景を描写しようとする と、いつもこんな風に長くなってしまうわけで・・・)

演奏後、MCに立つ筆者。斎太郎節で上のGisを張ったトップのために、若干長めにトークで引っ張るよう要請されていた。

しかし、お客様の反応を見極め ながら話を進めなければ、会場内の空気はなごまないものだ。客が我々を前にして何を知りたいかそして何を聴きたいかをそっと探るように、少々弱気の進行と なったかも知れない。(冗長だったかもなぁ)

そして、続けて、

「上を向いて歩こう」

と、男声合唱の仕組みを解き明かす題材としての

「見上げてごらん夜の星を」

・・・。ステージを進めるにつれ、親しみのある曲ということもあり、お客様が リラックスする様子が手に取るようにわかる。特に「見上げて・・・」は、ひと パート毎に歌ったからか、この曲は過去最高級の出来だったろう。(久々にハモったのだから!)

しかし、この時点で明らかに時間が押している。指揮者紹介と ピアニスト紹介もそこそこに、(失礼!)

「Night and Day」
「Memory」

と、二曲を立て続けに歌う。合唱祭での経験値がモノを言ったか、無難な出来ではあったが、バリトンにメロディが回る箇所が多い同曲。人数が他パートに比し 少なかったことことで、ややボリューム感に乏しかったような印象が残る。

そして、終曲の

「ふるさとの四季」

・・・どうにか歌いきることはできたが、曲の単品を散りばめたコンサートという特性上、選曲として終曲に持ってくるのはどうだったろう。

確かにメイン ディッシュではあったのだが、15分という他曲に比べ圧倒的に長い一曲。それにしては、20人というまとまった人数ながらも、歌自体は第4回演奏会に比べ 平坦だったようだ。いささか、昂揚感に欠ける演奏だったか。

強弱のメリハリ、フレージングのまとまり、表現の豊かさ等々、長時間歌ってきているはずの副レ パートリーの割には、今ひとつの感がぬぐえない。

クレッシェンドのタイミングがやや早すぎたり、デクレッシェンドのタイミングが早かったり、フレーズを充 分延ばして、素早いブレスでつないでゆくべきレガート唱法などは基本中の基本だ。なんと言っても基礎体力。これがないから、どんな曲でも終盤ヘタる。それでは、音楽が途中でしおれてしまう。今後も精進しなくては!

ともあれ、お客様には喜んでいただけたのは事実だ。アンコールの

「君といつまでも」

が終わっても、何度もアンコールの声がかかるほど。そして止まない温かい拍手。我々もいつまでもこの雰囲気に浸っていたかったが、時間がオーバーしている こともあり、これで完全にお開きとさせていただいた。

 

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