
5月25日(土)の練習に、ピアニストの上原良子先生(キャッチ画像中央)がお見えになった。
11月23日(土)に予定される小団第12回演奏会の中のワンステージを伴奏してくださる予定であり、この日がその初セッションとなった次第。
信長貴富編曲による2つの曲集「男声合唱とピアノのための時代 〜ニューミュージックと呼ばれた歌たち〜」(以下「時代」という。)「男声合唱 若者たち 昭和歌謡に見る4つの群像」(以下「」という。)から、計4曲を抽出し編んだステージとなる予定である。演奏曲目は以下の通り。(ただし演奏会本番での演奏順は未定)
・瞳を閉じて
・生まれ来る子供たちへ
「若者たち」より
・戦争を知らない子供たち
・若者たち
この日の練習は、メンバーも準完全となる14人の出席を得て行われたが、初セッションというと、やはり今まで地道に音を取ってきてようやくなんとか身についてきたところへ、上原先生の奏でる色彩感豊かな音色や流麗さに溺れて呑み込まれ、ついつい喉でがなってしまい音楽を台無しにしてしまうのではという懸念がいつも浮かぶ。その原因は、日頃の練習に比べた環境の変化により自ら発する音声が聴き取りにくくなって無理して大きめに歌おうとするからだろうか。
しかしながら、今回その傾向は若干見られたものの、大した破綻とはならなかった。なぜなら、音取りをしながら何度もピアノのMIDI音源と一緒に歌うことを繰り返しきて慣熟度が増していたためと思われる。もしくは、比較的ポピュラーな曲で、思っていたよりメンバー各自に歌として腹落ちしていたのかも知れない。いずれにせよ、個人個人はもちろん、パート毎そして全体として、今後歌い切れるという気配は強く、上々のスタートを切れた感触であったことは大きな成果だったろう。
さて上原先生とは、この第12回演奏会で、なんと10回目の共演となる。正確にはほかにも他団との交歓演奏会やボランティア演奏等の中小演奏機会も含めればもっと多いが、定演でのレギュラーセッションでは、ひとつのアニバーサリーを迎えることとなる。そこで、今まで共演いただいた演奏曲目をざっと振り返ってみる。
○第2回(1999年)
・日本叙情歌曲集(編曲:林光)
○第4回(2007年)
・男声合唱とピアノのための唱歌メドレー「ふるさとの四季」
・Traditional Spirituals
○第5回(2009年)
・チャイコフスキー歌曲集
・It’s Broadway Musical
○第6回(2011年)
・歌劇「タンホイザー」より
○第7回(2013年)
・“I Dream Of You”
○第8回(2015年)
・男声合唱とピアノのための「花に寄せて」
○第9回(2017年)
・“The Sound of Music”より
○第10回(2019年)
・混声合唱とピアノのための「赤い鳥小鳥」
・Broadway Hits!
○第11回(2022年)
・信長貴富セレクション
私のような古参メンバーには、こうやって時の流れを振り返るに、やはり団としての山あり谷ありの道のりがすぐに浮かんできてしまうところが、思えば上原先生に励まされながらここまでたどり着いたような感覚でもある。
この間、先生も変化を遂げてきているだろうし、我々も変わってきた。(もちろん良い面も悪い面も両方あるだろう)しかし、そういった人間的な面を全て肯定しながらも、少しずつ昨日とは違った音楽を奏でられればと思っておりますので、どうか上原先生!引き続きご指導の程お願い致します。
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