ゲネプロでいつも悩むこと

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ゲネプロ風景

ゲネプロ風景

2013年10月26日(土)、前橋市民文化会館小ホールでゲネプロを行った。

実は、我々前橋男声合唱団、このように、本番と同会場でゲネプロを行うのは高々二回目。前回第6回演奏会の時から、ようやく始めた次第。ただ、あのときは本番前日だった。

資金的な理由もあって、以前は見合わせてきたのだけど、やはり、本番会場で前もって練習できるというのは、良いことです。しかも、前回と違って、二週間前という、ある程度本番までの時間を確保した中だと、いろんな問題点を収集して持ち帰って、事前にじっくり検討できる。

演奏会場となる「前橋市民文化会館小ホール」ですが、残響は結構長いです。毎度悩むのは山台の位置。

客席と対面して、ステージを囲い込むように反響板が下ろされるのですが、一般に、山台の位置を奥にすれば、(反響板に近づければ)歌い手には直接的な反響成分が多くなり歌いやすくなりますが、客席に聞こえる音声はやや籠もりがちになる傾向があります。

逆に、客席側に山台を近づければ、ホールの残響に合唱の響きが乗りにくく、歌い手にとって声自体が発散していくような錯覚にとらわれ、歌いにくく感じます。ただ、客席に向かって合唱がストレートに届きやすくなるので、合唱音楽としての明瞭度はアップしやすいです。(とはいえ、粗の明瞭度も上がるというデメリットもありますが)

ここまでは、客席側か反響板側かという二次元だけの話でしたが、変数はこれだけでなく、例えば合唱団を二列隊形で歌わせる場合、ベタを使うか、それとも使わずに、山台に全員載せてしまうかどうか、すなわち、3次元空間としての捉え方をしなくてはなりません。

この場合も、ホールの特性にもよりますが、位置が高いほど響きが客席側に飛んでいく場合があります。これを見極めるのも、ゲネプロに臨んで、指揮者や運営系に求められる仕事でしょう。

あとは、歌う曲によって、その辺をどう使い分けてゆくか・・・。

この辺も、演奏会運営のイロハのイの部分ではありますが、合唱という多角的な面白さの中でも、特筆すべき専門分野ではあります。

いずれにせよ、あと二週間、修正すべきは修正して、本番に備えようと思います。

 

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