1年間、ありがとうございました

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まえだんブログをご覧の皆様。1年間、たいへんお世話になりました。

更新頻度のえらく低いブログと成り果てて、かなりの時間が経過しておりますが、我々の野心はいまだ不変です。そして、年代が下っても、それは受け継がれるでしょう。当団の練習の鼓動については、おかげさまをもちまして、ここまで途切れることなく強い脈を打ちながら、毎週続けることが出来ております。

若干長めのエントリを投げ込む本ブログは、時代からやや乖離し、人々のアクセスは、汎用性の高いSNSに移行しつつあるように思えますが、やはり、辛口の合唱論に口角泡を飛ばした日々を引きずり、筆者も含め、もしかしたら懐古の渦に既に巻き込まれているのかも知れません。

1989年(平成元年)の創団以来、間もなく丸28年を迎えることとなります。

ローマは一日にして成らず。

こうして合唱の高嶺は、あのように高くそびえています。私達は、いまだ、その秀峰の足下にも及ばない。それに時々は、この道が果たして正しいのかに確信が持てず、恐怖さえ感じるほどです。

ハーモニーの深化・・・、それを目指すことをあきらめたりはしておりませんが、つかめどもつかめども掌中の砂は、空しくこぼれゆく・・・この繰り返しの日々であったでしょう。そして、愚直にも今後ともこれを繰り返していくほかはないのでしょうか。

 夫れ天地は萬物の逆旅にして
 光陰は百代の過客なり

ようやく、このような先人の言葉が、心に響く年頃となりました。

ハーモニーなど、所詮は一瞬のきらめき・・・。たかがその一瞬のために、なんと気の遠くなるような時間を費やすのだろう。なぜ、団員達は、毎週練習に通い詰め、何を手に入れようとしているのか。そんな時間があれば、もっと簡単に手に入る楽しみは、この世にはゴマンと転がっています。そこに、表面的な費用対効果を計算することはたやすいでしょうね。

しかし、一瞬のきらめきではありますが、それは、何物にも代えがたい永遠のきらめきです。その値打ちを計算すること自体、意味をなさないほどだと思います。

先述した恐怖感も、同好の仲間と一緒であれば、乗り越えられるかも知れません。それに何と言っても、我々の歌声を待っていてくれるお客様の存在!様々な些事に煩わされがちな毎日を送る我々ですが、その事実を片時とも忘れてはならないのでしょう。

目の前の演奏機会を充実させることと同時に、決して歌いっぱなしではなくして、歴とした長期的視点を持ち、お客様のためにも我々のためにも、多様な合唱活動を指向していくこと・・・、これが、今後、我々が持続的な合唱活動を実現するための道であると考えています。

いつものように、書き始めるととめどなく長くなるのが悪い癖ですが、わざわざ、こうしてここを訪れて下さったあなた、ぜひ、良いお年をお迎え下さいませ。

【画像は、西毛(群馬県西部)の秀峰=御荷鉾山(みかぼやま)の西に沈む、本年最後の落日です左の、三段腹の(?)女体が横たわったような四つの山が、御荷鉾です】

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