(その3)からのつづき
次々と、男声合唱団群による演奏が続く。演奏曲目は、事務局側からの指定で 次のとおり。
「ふるさと」
「柳河」
「見上げてごらん夜の星を」
「遙かな友に」
「秋のピエロ」
途中、女声有志による「夏の思い出」が演奏され、宴は一層盛り上がる。写真は、女声に紛れ込んで歌うT2善田氏(右から二人目)
途中、遠方で雷鳴が轟く。雷神様も、地上の男声の響きに呼応してくれているようだ(?)。
携帯でチェックすると、安 中方面で雨が降っているようだ。雷雲もこちらに向かっているらしい。どうにか、もってもらいたい気もするし、折角群馬の地においでいただいたのだから、夏 の風物詩をとくと堪能していただきたい気もする。あはは。
そんなこんなで、演奏を聴いていたの か、飲んでいたのか、話に夢中になっていたのかわからぬような、演奏後の心地よさとアルコールと蒸し暑さと、全てが混沌とした中、17時半前に本イベントも大団円を迎える。
お決まりなのだろうか、締めの歌は「大地讃頌」。うーん、校内合唱コンクールの匂いがっ。とりあえず、みんなで肩を組んで歌ってみました。そんで合言葉 は「ルネッサーンス!」 (写真左 背景にはドリンク交換所が、ちらっと見える)
やっぱ、ラストは「斎太郎節」とか「U BOJ」だろ!と思ったのはオレだけ?アンコールもなかったし・・・あれ?二次会もなしかよ・・・!? グスン・・・
大盛況に終わったこの「おとうさんコーラス大会」だったが、個人的には違和感が残った。今回19回目を迎える同大会であるが、演奏本位の第一部と、はじ け本位の第二部。その二部によるイベント構成はいいが、もっと大きな落差を予想していた。まぁ、それは新参者である私の勝手な思いこみであるから、実はど うでも良い事なのだが。
しかし、そのいずれも中途半端という印象が拭いきれないのだ。19回という回数は決して少なくなく、このうち、皆勤かほとんどの回 を経験している団も多いことだろう。私にとっては全てが初めてのことで新鮮であったが、この「おとうさんコーラス大会」本来の目的や主旨なるものが見えてこなかった。
また、主力となる常連の皆さんには何か当たり前の、悪く言えばマンネリ化したプログラムに成り下がりつつあるのではないか・・・他団の合唱団 員達の表情や反応、動作などから、そういったものさえ感じられた。それはいつものことなのか、判断しかねる次第。(とはいえ、群馬県合唱連盟事務局皆様のご尽力には心から感謝申し上げる)
特に第二部。前述したように、各団とも適当な場所に陣取り、内輪で酒盛りを始めるような状況。どこに何という名の合唱団がいるのかもわからず、交歓・交 流できる仕掛けが皆無であったように思う。確かに入 れ替わり立ち替わり、他団と合同で一曲披露する機会もあり、声を掛け合う場面が少なからずあったのは救いであったが。もちろん、小団メンバーがシャイであるから(笑)、交流機会をみすみす見逃したというのが本当のところなのかも知れない。
「おとうさんコーラス大会」でないと経験できないような、もっと音楽的に得難い体験をプログラムとして盛り込むことはできないものか。
合唱祭と大して変わらぬ第一部。事実上内輪の飲み会であった第二部。関東 一円とはいえ、そこそこの距離を行く小旅行である。来年は千葉県で20回目の同大会となるそうだ。前橋男声合唱団として参加可否は決めていないが、多くの 団にとって訪れる意義のあるイベントであってほしいものである。
————関連記事——————–
「おとうさんコーラス大会INぐんま」に参加して(その1)
「おとうさんコーラス大会INぐんま」に参加して(その2)
「おとうさんコーラス大会INぐんま」に参加して(その3)
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