群馬県合唱祭 ←全合唱団が、ホントに鑑賞義務を果たしているのか

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合唱祭出演団体が、自らが出演するブロックの時間帯における鑑賞が義務づけられていることについて、合唱祭の目的と手段をはき違えたものであると、筆者は過去にエピソードを交えて批判したことがある。(こちら

しかし、今回はどうだろう。客席に着いてみて、客入りがやけに少ないのだ。音楽センターのキャパは1932席。Bブロックの出演団体の合唱団員数は483名。

このうち、3~4割が出演手続きに入っていると仮定しても、300名程度の客席(約6分の1ですね)は埋まっているべきであるのに、常時せいぜい100名を越える程度の客席占有率ではなかったか。

特に一般客の入り込み数など、この数字から推して知るべしだ。各団体にチケットノルマを課しておきながら、一般客のこの少なさは深刻な事態である。

しかも、出演団体のメンバー全員には、事前に「出演者証」なるものが交付され、会場に出入りする際には係員に提示することになっているが、このチェックが全くない。

私も数度出入りを繰り返したが、どの扉においても、係員から呼び止められることも出演者証の提示を求められることも皆無であり、それは私以外の大多数の出入りする者に対して同じ。そう、事実上のフリー入場状態なのだ。

あれでは、不審者の侵入さえ許してしまうだろう。これらのことから何が言いたいかというと、もちろん危機管理意識の欠如等問題点は山ほどあるが、一点に絞って指摘すると、全ての団体が本当に課せられた鑑賞義務を遂行しているのかという疑念・・・、これである。

一昨年から始められたこの義務づけ。昨年は前橋男声合唱団は不参加だったので、実施状況が不明であるが、この現状を目の当たりにして、早くも形骸化の気配濃厚であることを感じ取った次第である。

元々、合唱祭の改革らしきものとして下策を講じたのが間違いの始まりである。現状認識が的確でないから対応策も問題の本質からほど遠いところで迷走するしかない。

一旦下策で走り出したのだ。このうえ、下策さえも満足に遂行できないのでは目も当てられない。合唱祭運営当局は一刻も早く、下策は下策なりに再度周知徹底させるか、もしくは早々にこの義務づけを撤回して、ボタンの掛け違えをただして旧態に復するとともに、一般客の呼び込みに更に注力するなどして、本来の目的である合唱振興に邁進すべきなのではないか。

 

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