2009年11月7日(土)通常練習

この記事は約3分で読めます。

今回は、見学者がお見えになった。 結果は、なんと入団ということに! 最終段であらためて触れたいと思う。

■場所 群馬県生涯学習センター(音楽スタジオ)
■出席人数22名(T1:2 T2:6 B1:6 B2:8)出席率92%
■練習内容
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「チャイコフスキー歌曲集」

残されたあと三回の通常練習の中で、当然ながらピアノ曲の比重は大きい。 なかでも、この”チャイコ”は、十分な準備のもと練習に取り組んできたが、 初めて挑むロシア語という壁といまだ格闘中というのが本音である。

これを完全に屈服させることは、おそらくできないだろう。 しかし、ロシア語をマスターする必要などないのである。

この期に及んで、我々には全てに優先して取り組むべき事項がある。 それは、命とも言うべき音楽性を曲に吹き込むことだ。

原詩のの日本語訳については既に全団員に配付済みであるが、 元々、妙な先入観を排除するために、音取り開始間もなくの配付は避けてきた。 それが、今更ながらではあるが、団員の中に感情の起伏を生じせしめ、 元々口ずさんできた片言のロシア語歌詩と結びつき、有機的な何かを生み出そうとしている。

喜怒哀楽といった、人間にとっての自然の感情・・・。 それを子供のように素直に表現しても良いが、 敢えて過大な感情表現を避けることで、その深遠さを表現しようと企図することは、 芸術においてはイロハのイであろう。

しかし、その辺は程度の問題だろう。 チャイコフスキーとモーツァルトでは、さじ加減が違ってくるはずだ。 そして、指揮者との会話、ピアノとの会話、他パートとの会話、ソリストとの会話・・・ 曲中にその有機性のネットワークを広げるには、まだまだ余地が多過ぎると感じざるを得ない。

みんな、まだまだ自分だけに精一杯で、 指揮者、ピアノ、ソリストからの問いかけに、合唱側はまだまだ無頓着だからだ。 普段と微妙に異なる指揮から、それを感じ取り、いかに的確に表現するか。

大袈裟に言えば、逆に、ソリストを歌わせてしまおうとするくらいに。 時には、指揮者やピアニストを慌てさせてしまうような”熱”と言ったら良いかも! それでも、パート間の対話は、ぼつぼつ声を上げるパートが出てきて、 これに呼応する形で他パートにも波紋が広がり、音楽に動きが生じてきている。

今日はトップが、欠員を引きずりながらも、その該当パートとしてスピントしたのを認めた。 これを聴けただけでも、今日は練習に来た甲斐があったというものである。

■連絡事項
(指揮者より)
・次回も上原先生との合わせ。(ただし短縮版:19時半〜20時半)

(事務局より)
・ふじなみ・コーラスとのジョイントコンサート日程決定のお知らせ
・次回練習にミュージカルステージの服装を用意すること
・過去の練習日誌に目を通しておくこと。
・次回練習は11月14日(場所は生涯学習センター音楽スタジオ)

■特記事項
冒頭で述べたように、本日練習見学においでになった大友俊明さんが、即日入団された。 先月の前田さんに続き、二ヶ月連続の入団に団員一同歓喜した。

【下の画像は大友さんから入団宣言が飛び出して、欣喜雀躍する団員達。 ちなみに、遠景でお辞儀をしているのが大友さん】
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コメント

  1. Aik8man より:

    Tesu様。
    恥もが外聞も捨ててお尋ねします。
    >トップが、(中略)スピントしたのを認めた。
    とのことですが、スピントというのが私には実感として沸きません。そもそも「スピント」した声というのがどういう声なのかもわかりませんし。
    「演奏会直前にしてそんな基本的なこと訊くな。」と怒られそうですが、是非具体的にご教示願えるとありがたいです。
    また、ここ数回の練習で「裏声」の駆使というのも同時に練習中ですが、「スピント」と「裏声」は、直接的な関係があるのでしょうか。
    おそらくこれを知りたいのは、団内のテナー系全員なのかと勝手に想像しています。

  2. Tetsu より:

    Aik8manさん、コメントをありがとうございます。
    スピントについてお尋ねでしょうか。
    うーん、自動車で言えば、アクセルを踏み込むとでもいったところでしょうか。
    すみません。いつも惰性で記していますもので、いざ質問されるとうまく日本語で言えません。
    ↓この辺を参考にしてください。
    http://kotobank.jp/word/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%B3%E3%83%88
    裏声でスピントは、難しいと思います。
    訓練された実声が望ましいです。

  3. Aik8man より:

    Tetsu様。
    なんか私のコメント誤植が多いですね。脳みそが寝てたかな??
    言葉での説明ではわかりづらいですが、ようは「劇的にガツンとかました声」みたいなイメージでしょうかね。
    練習のときにでもよ~く耳を傾けたいと思います。
    どうもありがとうございました。

  4. Tetsu より:

    Aik8manさん、コメントありかとうございます。
    今、出張先の横浜から書き込んでます。これから帰りますが…。
    あぁ、ガツンとかます、ですか…
    んー、私にとってはその表現は今ひとつ馴染まない気がします。
    決してガツンとかじゃないと思いますよ。
    そこには、もっと大事なものを扱うような、繊細さが溢れているかと。
    うーん、言葉とは所詮虚しいものです。

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