■練習場所 前橋中央公民館(46スタジオ)
■出席人数21名(T1:3 T2:4 B1:7 B2:7)出席率78%
今回は、技術系も寝耳に水の状況ではあったが、 ライブラリアン担当から突如、「タンホイザー」の逐語訳のレジュメが配付され、 (こういう展開は前橋男声では慣れっ子になっている方も多いのだが) 歌詩付けという大仕事の第一日目に取り組むことと相成った。
この「タンホイザー」の男声合唱編曲版は、福永陽一郎氏の編曲。 そもそも慶應義塾ワグネルソサイエティの十八番であり、今も数年おきの区切りの定期演奏会でOB合同ステージとして興行されているのではなかったか。
昨年までに、中曽根指揮者のツテで楽譜を入手しており、 さらには小団に在団する同OBによって、関連資料がもたらされたことは、 ライブラリアン担当にとっては幸運であったろう。
さて、今年も前回演奏会でのロシア語に続き、外国語に取り組まねばならぬ。
個人的には、ドイツ語による男声合唱曲には接する機会は多かったため、 さほど抵抗はないつもりであったが、どうしてもカタカナ読みに陥りがちなところもあったりで、反省することしきりであった。
まぁ、第九なんかは、比較的日本でも人口に膾炙している。明治以来のプロイセンへの熱心な傾倒の経緯もあり、 一般的にも受け入れやすい素地はできているのだろう。
そのレジュメであるが、指揮者からの特段の注文もあって、 作成に不測の日数を要してしまい、音取り開始後二ヶ月以上を経てからの配付となった次第。
その注文というのは、全単語の発音記号による表記である。
この「タンホイザー」であるが、カタカナのルビ振りによるものは、ネット上を始め比較的入手が容易であるのだが、指揮者は、カタカナによるルビ振りの忌避を、資料配付の絶対条件としていたのだ。
だが、発音記号はフォントの問題もあって、 なかなかそれを記してくれているサイトは簡単にはみつからず、 とはいえ、 一から作成するのでは事務量が膨大であり、ライブラリアン担当者は途方に暮れていたのだ。
そんなところへ、ワグネルOBの大友氏と、研究熱心なバリトン=酒井氏・和田氏のご協力により、 ここに全発音記号と逐語訳を全団員に配付することがかなったわけである。
実際に歌ってみるに、 ドイツ語は、奥の口蓋をきちんとあけて滑舌よく発音しないと、きちんと響かないことがわかるだろう。 そこから生まれる歌詩の響きと音が融合してゆき、一つの世界を形作るのだろう。
今まで音がとれたと思っていても、いざ歌詩を振ることにより、 突然歌えなくなってしまったりするものだ。 次回練習以降、また詰めていこうではないか。
ともあれ、前向きに考えれば、今日から始まったドイツ語への研究により、普段の発声へのアプローチに関するブレをただす良いきっかけにもなるのではないだろうか。
- 大行進曲
- 巡礼の合唱
- 夕星の歌
- フィナーレ
それには何をすべきか・・・。 指揮者のこのレパの選択は無謀だとする評価もあったものだが、 前橋男声合唱団のメンバー達を強制的にでもある種の状況に追い込み、 自らの発声の改革に臨ましめようとする、強い意思を今更ながら感じざるを得ない。
■事務連絡 (事務局より)
- 次週はお休み
- 次回練習は2月19日(土)。場所は生涯学習センター(←お間違えなきように)
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