第66回群馬県合唱祭に参加して(その1)

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既報のとおり、去る10月16日(日)、3年振りに開かれた掲題イベントに団として参加してきた。

マスク生活も2年半に及び、久しぶりの演奏機会となった合唱団も少なくなかったようだ。しめて46団体の参加となった。以前より県内の団体数は漸減傾向にあるが、前回の合唱祭(2019年)も同数の46団体出ていたことを考えると、ほぼ旧に復したと評せようか。

会場に到着するや、駐車場はほぼ満車。自動車社会の群馬で、久々の活気に満ちあふれた合唱祭が開催されていることを実感する。ホール内で出番を待つ団体、リハーサルをこなす団体、そして演奏を終えて晴れ晴れとした表情で記念撮影に収まる団体・・・タイムテーブルに沿って各々の歩みを進める一団体一団体が、幾分興奮し顔を紅潮させ、今日この佳き日の瞬間瞬間を楽しみ、喧噪に酔っているかのようであった。小団はたまたま昨年11月に単独の演奏機会に恵まれたが、この間、組織的な練習は困難をきわめ、一時は合唱する行為自体が社会から白眼視される時期もあった(まだ今も)と認識している。それを思うと合唱団員達の、ようやく居場所を見つけられたような幸せそうな表情を目の当たりにすることで、同様に冷遇(?)されていた同志達の存在を再認識し、大いに心を強くしたところでもある。

さて、小団の演奏曲目は“Smile”、“A Whole New World”の2曲。両曲ともBarbershopスタイルの佳曲であるが、音域が広く、難曲である。ア・カペラであるが故に、合唱団の力量がストレートに反映される代物とも言える。各々、高々3分程度の楽曲であるが、なんといっても満足に歌い通せないのだ。高低音が響かない、体力が無い、技術が無い、英語が喋れない・・・無い無い尽くしでネガティブな評価を幾つも挙げられるほどだった。ようやく秋風の吹き始める時期となり、少しだけ曲の輪郭がしっかりしてきた手応えを得つつあったところ。とはいえ、今回の演奏も、後半ヘタって集中力を欠くパターンは同じであり、多くの点で非力さを痛感する演奏内容であったが、公式の講評はいつもの如く脳天気なもの。しかし、長らく当団の演奏を聴いて下さっている方が客席にいらっしゃったので感想を伺うに、やはり「マスク生活の影響が演奏に色濃く投影」されていたとのことだ。すなわち、響きがこもっており、言葉の明瞭さに欠けていたと。さらには、英語の歌詞をしっかり歌おうとして、逆に旋律の流れ、音楽の流れを妨げてしまっていたとの鋭いご指摘もいただいた。

来たる第11回演奏会でもこの2曲は演奏予定である。この合唱祭を真の意味でステップアップの場にできるかどうかは、今後の我々次第である。これらの難点を短期間で克服し、少しでも完成度を高めて臨もうと決意を新たにするところである。

それと、今回はコロナ禍後初の群馬県合唱祭の開催となったわけだが、ステージ上でのフォーメーションや、プログラムの記載内容等々、運営面で憂慮すべき事項に気付いてしまったので、今後のために記しておきたいところだが、次エントリにてあらためて論ずることとする。

 

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