2008年10月25日通常練習

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19日の合唱祭を終え、次の目標は11月15日の「ひがきホテル・ラウンジコンサート」。

本番までは三週間近くあるが、練習はこの日と11月8日の二回のみ。そのうちの、重要な練習となった。久しぶりの「ふるさとの四季」や、ア・カペラ曲群を中心にチェック。事実上のゲネプロとなる次回の練習に備えた。

また、この日は練習見学者が一名お見えになった。

■場所 前橋中央公民館(46スタジオ)
■出席人数16名(T1:3 T2:4 B1:4 B2:5)
■練習内容
 1.体操・呼吸・発声
  ○呼吸
   ・とにかく沢山吸って肺を拡げる。
   ・合唱祭ステージでは、楽譜ベタ見が三分の一。
    姿勢が悪い印象。 →客席側からも、印象は良くない →音楽的印象も悪くなる。
   ・胸郭を大きく構えて、負担を減らす。省エネはすなわち発声法の極意。 →テンプレートとして保存
   ・歌唱運動中、自分に力が入っていないか、常にチェックを。 (客観的に自分を見つめる目が大事)
   ・メタボ測定の際、メジャーを当てられる一回りの部位が、横隔膜の位置だよ。
   ・呼気のコントロール。喉で制御しない。喉は息の通り道。あくまでもメタボの位置で。
  ○発声練習
   ・ハミングのメガホンづくり。 ゆで卵を丸呑みにしたときの口腔の形。→テンプレートとして保存
   ・声を当てる練習。「Ha」音で。
   ・「Hahahaha」でスタッカートの下降音型。響かせることに重点を。
   ・音の意識の仕方について(9月27日にも実施済) 音という置物(オタマジャクシの球形部分)を階段に置き、
    これを常に上から眺めおろす意識。 絶対に音を真横から見ないように。(←これ重要)
   ・五度二音上下行で、上記を実践。
   ・口(口腔)を縦に開ける。下あごを自然に下げ、唇の両端を1ミリだけ絞るように。
   ・常に力を抜く意識を忘れずに。
   ・あと、声出し用に数本。
   ・”自分の気持ちよい歌声”ノットイコール”他人が聴いて気持ちよい歌声”
   「自分が最高と思える歌声を録音して、それを聞き直してみなよ。」
     (↑否応にも、発声改革を迫られる。今なら間違って登ってきた道を引き返せる)
   ・最後に、「自分で勝手に限界を作らずに」

2.アンサンブル
残り練習二回のうちの一回!その重要さは練習日程を見れば明らかである。本番での演奏曲目のうち、ミュージカル二曲を除く曲を練習した。

【曲目】「ふるさとの四季」

主に、新規入団者パートの音の確認をしながら、全曲を通す。確かに音取りモードの雰囲気であるが、古参団員は、もっと曲想を考慮しながら歌うべきだったろう。同じようなつもりで平坦に歌ってどうすんの!?(苦笑) いろいろ細かい指示があったはず。楽譜に書き込んだ指示事項を確認して、次回の上原先生練ではギッチリ歌い回そう。

【曲目】”(仮題)もう一度歌わせていただきます”より

 ・全般的に口を縦方向に開け、口腔を前後に立体的に開放すること
 ・全般的にレガートを徹底。(←発声技術の粋)
 ・ハミングは、原則「Woo」に変更。
 ・勝手に歌わない。周りをよく聴く。自分本位に流れることは禁物。

 「見上げてごらん夜の星を」
 ・それにしてもこの曲はハモらない。指揮者の指摘ではトップが浮いているとのこと。
  これにすぐに納得できなかったT1佐藤喜さん、指揮者側でのリスニングを志願。
  一通りの演奏後、納得顔で戻る。

※私見だが、ウチのトップはピッチや音色等、表現幅が他パートに比べ狭いと思われる。 それが技術的な第一の原因だろう。セカンドも最近まで似たような傾向を持っていたが、新団員の加入等で最近とみに倍音の割合が増加しており、面目を一新しつつある。まぁ、これはトップというメロディパートの性格も大いに関係するところなのだが、他パートに合わせる(迎合する?)技術に乏しい。 もちろん、下三パートは、これが日常の歌唱に組み込まれており、これはいわば使命。 ひとたび配属されれば、このような体制に半ば強制され(矯正され)てゆくのが常であり、トップにその機会は比較的少ないものであるからだ。 しかし、だからといって私はこれに全く悲観をしていない。 なぜなら、我々素人衆の集団では、起こるべくして起きた事象であるからだ。 いや、寧ろ健全な現象とさえ言い切れるかも知れない。 当然改革されるべき事項に長期間着手されていなかっただけ。 小団トップの面々に告ぐ。あなた達はフェアウェイのど真ん中にいる。 ドッグレッグのコースでは、グリーンはすぐには見えないものだ。凹まずに奮起して欲しい。 指揮者の少々厳しい指摘は、期待の裏返しでもあるのだから。 音楽の出来には終わりというものがなく、これでOKという場所はありそうだが実は幻。 練度が増せば、指揮者からの要求は更にアップするだけだと知るべきだろう。 指揮者も他パートのメンバー達も、小団の花形であるあなた達の変化を、 今後も長い目で見守っているということだけは忘れないで欲しい。

 「上を向いて歩こう」
 「君といつまでも」
 「斎太郎節」

※ソロ、頑張ってね。(疲れて閉店しちゃダメよ・・・)

 (上記三曲、取り上げる価値のある指摘事項なし)



■連絡事項
 (事務局より)
  ・次回練習は11月8日。(上原先生とのセッション)
  ・機関誌ハーモニーの供覧について
  ・ラウンジコンサートの出欠シートの記入について
 (指揮者より)
  ・「ふるさとの四季」で、自分の歌う箇所にはマーカーで強調する等工夫して。
  ・今日は(も?)厳しいことを言った面もあるが、振っていて随所に前橋男声合唱団の歌として、
   キラキラ輝く箇所が散見される。 もっと中身の詰まった合唱になる可能性があるからこそ指摘する。
   惜しいからこそ指摘するのだ。可能性のない合唱団だったらここまで言うはずもない。

■新団員がまた誕生! 見学においでになった飯島さんが入団した。万歳万歳万歳!!
 先月同時期の佐藤(大)さんに続いての慶事となった。詳細については、ニュース欄に掲載予定である。

 

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コメント

  1. 高橋  より:

     初めまして。いつも興味深くHPを拝見しております、高橋と申します。いやあ、アツいですね〜!!特にこの練習日誌。
     私も四国のイナカで男声合唱に勤しんでおるのですが、その都度の練習にかくも真摯なスタンスで臨んでおられる様子に、襟を正さざるを得ません。前橋は、私の学生時代の最後の演奏旅行の地。しょ〜もない思い出で恐縮ですが、昼の弁当に「鶏メシ」っていうのが出て、それがめっちゃウマかった記憶があります。その地でかくも熱心に男声合唱に取り組まれる方々がいらっしゃる。何となく、元気が出て来るんです。いつか貴団の熱唱を、拝聴致したく存じます。ホンマ、良いですよね。
     当地でも来年の2月に、「全四国男声合唱フェスティバル」っていうのが開催されます。そちらからは遠い徳島で開催されるのですが、よろしければどうぞ。最後はPRになってしまいましたが、ラウンジコンサートのご盛会を祈念しております。、、、遠い地からですが、応援してますので。時節がら、皆様ご自愛下さい。

  2. Tetsu より:

    高橋様。
    コメントをありがとうございます。
    また、練習日誌をいつもご覧頂き、誠にありがとうございます。
    真摯なスタンスなどと、最大級の賛辞を頂戴し、ただただ恐縮するばかりです。
    四国といえば、錚々たる男声合唱団達がおわします場所と認識しております。
    かつて、日本男声合唱協会の演奏会が香川県で開催されたことを思い出します。
    そんなポテンシャルの高い四国の地で来年二月に素晴らしいイベントが開催される由。
    羨ましい限りです。
    私など、日頃から多くて20人位の男声合唱しか経験しておりませんので、
    もしかしたら、大人数の男声合唱を渇望しているのかも知れません。
    同じ男声合唱を愛好する者として、イベントの盛会と、高橋さんのご活躍をお祈りしております。
    アツいどころか、ともすると暑苦しくなりがちな拙ブログではありますが、(汗)
    今後とも、ご批評いただければ幸いです。
    よろしくお願いいたします。

  3. Aik8man より:

    私、トップ経験者です。現在はセカンドですが。
    さて、本当にトップというパートは花形なんでしょうか?と、経験者である私は疑問符を投げ掛けたくなってしまい、投稿いたしました。まあ感じ方は人それぞれですので、花形と考える方がいらっしゃっても不思議ではないでしょう。いや、逆にそう考えるほうが大勢(たいせい)なんでしょう。もしそうであれば、私は名脇役になりたいですね。助演男優賞を狙っちゃおうかなあ。

  4. Tetsu より:

    Aik8man様。
    コメントをありがとうございます。
    そこをツッコむんかい!?(笑)
    トップが花形であると申し上げたのは、
    メロディを歌う機会が比較的多いからという意味だけからです。
    決して主役か脇役かという意味で申し上げているわけではないことは、
    ※をよくお読みになれば瞭然かと。(^-^)
    敢えてコメントすればですね、私は主役とか脇役かという言葉を使って、
    合唱を構成する各パートの役割に例えること自体が馴染まないものだと。
    本稿の論旨にとって、トップが花形であるか否かはどうでも良いことですので、
    これ以上のコメントは控えておきますね。

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