昨年暮れに、冬季国体本番まで、あと数日を残すのみとなり、直前の合同練習会に参加した。
1月18日は 遠景に霞がかかるような比較的暖かい日となった。
まだ真新しさを残す、群馬県総合スポーツセンター。
25日の開会式が行われる会場である。
午前9時20分 に現地に集合。
私は、高速道路をとばしてやってきたというのに!!結局10時半まで会場内の客席で待機となったが、こ
の間、会場内を散策する事により、何 がどこにあるか・・・この階段を行くとどこにつながるのか等々、学習できたかも。
さて、10時半を回り、15分程度、簡単に発声練習が行われる。
合唱隊責 任者の新陽一氏(前女教諭)の指導。冬季国体の合唱指揮の先生である。
そのあと、11時過ぎから第1回の通し稽古が行われた。
さながらリハーサルのリハー サルといったところか。
やがて、式次第が進んでいく。選手団入場時に、「ほのぼの群馬のマーチ」を我々は歌うのだ。
指揮者の合図で立ち上がると、選手団入 場。
練習会での実際の風景はプラカード嬢のみの行進であったが、どうやら、当日は選手団の数もある程度絞りこむらしい。
さて、いつの間にか曲が始まってい る。
そして、いつの間にか女声が歌い始めている・・・というドタバタの本日歌い始めであった。
それにしても、会場が広すぎて、他のパートが聞こえない。
下 手すりゃ、隣の人の声も聞き取りにくいくらいである。
こうなると、普段は響きやすい練習場で歌うことを常とする我々は意外に脆かったりするのだ。
テンポも 異様に速い。
確か、四分音符=120くらいのテンポと聞かされていたが、もっと速い。
130いや140近くあったかも。
このときまで、吹奏楽隊と合わせる のも初であった。
とにかくテンポが速いので、リズムが流れる。
楽譜上16分音符で表記されている箇所など、リズムがへべれけ状態。
しかも、かけ合いとなる 箇所など、他パートが聴きにくく、まさに指揮者頼み。
こういう状況では、皆、歌い始めの「入り」に自信を失い、音楽に切れ味が欠乏してくる。
全体の合唱と してどう聞こえているか??歌っている我々には知る術はない。
午後に予定されている2回目の通し稽古までに、いかに修正できるかだろう。
そのあと、「君が 代」「若い力」「群馬県の歌」を歌ったが、これはほぼ難なく歌えたのではないか。
そして、一番の見所の選手宣誓。
この時、高校生のマーチングバンドが入場 してきて、訓練された演奏・演技を披露し、我々の目と耳を楽しませる。
曲はモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」を主題に編曲されたもの。
統制され た芸術はやはり美しい。
合唱だって同じだろう・・・、とふと考え込む。
今日はこれを見ただけでも来た甲斐があった・・・とは、当団山岸氏の弁。
静かな感動 の中、1回目の通し稽古が終了した。
指揮者からは、音楽的なことについて何のコメントもなかったのは意外であった。
さて、このあと、すぐに昼食。
県関連イベントではお馴染みの鳥めしである。
本番での前橋男声メン バーのオンステは9人。
今日は内7人の出席だったので、弁当が2つ余ったので、勿体ないこともあり、みんなで分けて食べた。
近藤さん、北川さん、ごちそう さま・・・。
2回目の通し稽古が13時過ぎから始まる。
起立と着席の動きがぎこちなく、数回全員で練習。
さて、 2回目の「ほのぼの群馬のマーチ」・・・どうだっただろう。
やはり、キレの悪さは否めないようだ。
あとは、歌詩の子音が全然立っていない。
今まで練習して きたものを出しにくい環境ではあるが、短時間で修正し、踏ん張れる力を身につけたいものだ。
個人的には、2回目はかなり歌うことは出来たが、テンポ140 近くでは頭がカッカして、
今までの練習なんて吹き飛んでしまいがちである。
1回目と同じレベルで颯爽とマーチングバンドがアリーナ全体を魅了させ、
やがて 14時頃解散。またも、指揮者から何のコメントもなかった。
次回は前日24日に行われる「リハーサル」だ。
本番会場でこのように2度も事前に練習できるのだか ら、
実は我々は幸せなのかも知れない・・・。
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