20世紀も押し迫った12月16日(土)、合唱団葡萄のミニコンサートに前橋男声合唱団が縁あって賛助出演することとなった。
賛助出演は、平成9年6月のからす川音楽集団合唱部(現:KOS合唱団)定期演奏会と、平成10年10月の群馬室内合唱団定期演奏会以来、3回目となる。自分たちの正規演奏会(まだ2回)より賛助回数の方が先行してしまった・・・。 (笑)
さて、今回の会場は群馬ロイヤルホテル内に竣工後さ ほど時を経ない「愛と平和の教会フィオーレ」。
国道17号に面し、群馬大橋詰の所謂「死に地」であったが、17号の拡幅・群馬大橋の下流橋新設と同時に建 設された、3階建ての円筒形建築物で、最上階に演奏会会場となる教会がある。
前橋男声は15:00に集合のハズだったが、数人が遅刻!しかも、Kさんなど は、ステージ衣装を忘れる始末・・・。マジかよ、、、おいおい、お願いしますよ~(汗)そういうのってダレて、演奏会全体に影響しちゃうんですよ ねぇ・・・。
あまり、団員達はさほど意識してないだろうが、筆者などは本番当日の、たった一人の遅刻が、大きなうねりとなって、ステージを壊しかねない事 実を熟知しているつもりである。
この辺の団員のテンションの高さ、意識レベルの高低の最大公約数が、既に演奏会の出来不出来を決め始めてしまっているの だ。
アマチュアだからこそ、その占める割合は余計高いんだよねぇ・・・・・。その為に、マネージャ達が当日の詳細なタイムテーブル・スケジュールを計画 し、団員の行動を強制するわけで、Sの気があるから団員をいじめるのが好きなんだとか、仕切好きだから仕切っているのでもありません(笑)。あーゴメン、 また愚痴っちゃった!
ところで、当日は名物空っ風の吹き荒れる、あいにく の日であったが、たくさんのお客様の前で歌うことができた。
今回の曲目は、多田武彦作曲の「尾崎喜八の詩から」。この曲は創団当初から取り組み、合唱祭等 で演奏機会を得ていた曲であるが、それはもう一昔前の話。
当初より構成団員の半分以上が入れ替わったこともあり、初めて取り組む曲として練習を重ねてき た。(もとより中曽根女史の下では初めてであるが・・・)
合唱団葡萄による練度の高く、遊び心たっぷりの第一ステージと第三ステージに挟まれ、練度が低 く、遊び心大ありだが、余裕大無しの我々は第二ステージで登場。
クリスマスとは格別何の関連性もない、コテコテの男声合唱組曲を持ってきてしまい恐縮で あったが、何せ、我々には持ち駒が少ないもので勘弁してね、葡萄の皆様そしてお客様・・・やっぱダメ?(苦笑)
この組曲は6曲の小曲から編成されており、大自然を 相手にした尾崎喜八の紡ぐ、みずみずしい人間的な(時には泥臭いと感じられることも!)詩は、我々を惹き付けずにはおかない。
平均年齢的には、まだまだ若 造である我々が、この人生の大叙事詩をどこまで歌いきれるか、かなり不安であったのだ。結果はどうであったろう・・・?
教会内は高い丸天井の下、予想通り残響量は豊富で あったが、どちらかといえば、発散型の残響(例えば風呂場のような・・・)で、これに慣れていない我々には戸惑う者も多く見られ、演奏会専用ホールとは違 い、やはり、発した響きを聴き取ることが困難である。全体的には他パートとの時差の大きい演奏となってしまったように思える。次回演奏会に乞うご期待!! (おいおい)
さ~て、演奏さえ終われば、あとは酒、酒、酒だぁ酒持って来ーい!ということで、夜9時頃から打上に突入。
立食パーティ形式の中、合唱団葡萄の方々との懇親を深めさせ ていただいた。
合唱団葡萄と前橋男声を掛け持ちするベースS氏は、合唱団葡萄で奥様と知り合い、10月に華燭の典に至っているが、これに続けと、前橋男声 独身部隊に秘密指令が下っていたが、日頃目にしない美しい女声達を前に、早くも戦意喪失し敵前逃亡。勝手に作戦を変更して、食い物に走ってしまってい た・・・。(情けねぇぞぉ・・・)
宴もたけなわな頃、酒の勢いで「ヴィヴラムール」「見上げてごらん夜の星を」「いざ立て戦人よ」を果敢にも歌ってみた前 橋男声だが、すごーく不思議なハーモニーに陥り、良心的な幾人かは青ざめていたようだ。でも、以外にも暗譜している自分に驚いている者もいて、それはそれ で盛り上がったかな~。
今回、貴重な演奏の場を提供していただいた合唱団葡萄の皆様に、改めてこの場をお借りして御礼申し上げる次第である。
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