榛名湖で強化合宿を開催(ひっそりと!?笑)

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コロナ禍の中ではあるが、今年も強化合宿を実施した!

もちろん、開催に際しては異論もあったが、合唱連盟からガイドラインが発出され、これに依拠して練習や日常生活を行うこと…さらには感染者数が少なくなってきたこともあり、これらの感染症対策を徹底することを条件に実施が決まったのだった。

合宿会場は「ゆうすげ元湯」という、榛名湖畔の温泉宿だ。2011年、2013年に続き三回目。そうか、もうあれから七年ぶりなのか。この日は雨模様の中、午後の練習開始時間を過ぎると、結構な降雨となった。元々、ここ榛名湖は群馬県内でも屈指の雨降りポイントである。やはり地形上、山腹を這い上がる上昇気流により積乱雲が発達しやすいのだろうか。

この日の練習参加者は10名にとどまった。ただし、うち4名は宿泊せず帰宅する。個人的なリスク管理としての判断は団としても尊重しているところだ。団員数20人以上の時代に入団したメンバーは、さぞかし寂しいだろうが、筆者のように団員が片手で数えられる時代を経験した者にとっては、「なんだこんなに居るじゃないか」ともすぐに思えてくるから不思議だ。とはいえ、悲壮感の欠片も感じさせることなく、朗らかに練習は進み、中曽根指揮者から打ち出される叱咤に対して、我々も俄然張り切って声を出して応じる応酬が17時まで繰り広げられたのだった。

残念ながら、7名というこじんまりした夕食となったが、最低限の懇親を図りながら、基本黙食にて宴会が行われた。仲間が隣に居るのに手酌というのはなんとなくもどかしいものである。画像奥に確認できるとおり、カラオケの用意もあったが、これには触らず仕舞いであった。いつもの“まえだん”なら、最低限日付が変わるまでは間違いなく騒ぎ続けるところだが、近年稀に見るお行儀の良さで、早21時頃には就寝と相成った訳である。

(事務局としては、2次会の酒と肴を予め用意した。当然消費量は少なめと想定はしていたが、ここまで誰も呑まぬとは、驚かざるを得ない・・・)


翌日も雨模様は変わらず、コロナ禍の先行きが見通せない世相を映すような天候が続く。深酒して二日酔いのメンバーが出ない強化合宿!奇跡である。コロナ様々と言うべきか。また降り出した雨の景色を眺めながら朝食にのぞむ面々。朝からビールを注文する団員も今年はいない。


リスクを避け、通いを採ったメンバー達が練習場に現れ、再び10人に人数を戻しての午前練となる。ん?どうやらみんな、昨夜熟睡しすぎて、結構休養十分っぽいナ??(自宅よりゆっくりできたという声が聞かれたかどうかはさだかではない??)

午前中の練習は気をつけなければならない。学生団体ならいざ知らず、中年以上の男声合唱団では、しっかりと暖機運転せねばならぬもの。念入りに身体をほぐし、呼吸と発声練習へと進んだ。

そして、アンサンブルに着手。中曽根先生の2日連続の指導。昨年11月に定演を終え、まだまだ音取りの真っ最中という感じですが、集中的な練習は身につくものである。繰り返し繰り返し・・・、何度も身体に覚えさせること・・・、我々素人の音楽集団には早道はない、というかこれしか道はない。

そして、合宿の打ち上げに、午前中の練習参加者で記念撮影をパチリ。(最下段画像)

従来の強化合宿に比べ、個人的な練度アップには効果が大きかっただろう。しかし、組織的なアンサンブル力を涵養したり、メンバーと親睦を深めるという大きな主題は、従前と比較をすれば劣っているように見えるが、そもそも既にその価値観が変わり出し、元に戻ることが難しいところまで来始めている気もしている。

現実を正確に認識し、その変化に柔軟に対応していくことこそが、未曾有の危機に直面している我々合唱団に問われていることなのかも知れない。

 

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