本日は絶好の行楽日和となった。紅葉前線もようやく里にも下りてきて、目を楽しませることが出来る。普段は、景色を眺めるゆとりもないままに、せわしい日常を送らざるを得ない我々。
そんな中、三々五々、群馬県内と埼玉北部から、多忙な男共が集まり、男声合唱の重厚なハーモニーと、コクのある響きを愉しむ土曜の夜。この時間帯は、貴重な非日常のひとときでもあるのだ。
本日11月25日は、来月23日のボランティア演奏の演し物の音取り確認が主。訪問先の皆様には一部ネタバレであるが、当日のラインナップは以下のとおり。
(ただし、【 】内はカテゴリを勝手に付与したもの)
【オープニング】
・365日の紙飛行機
【ロシア民謡】
・ともしび
【男声合唱の仕組み】
・見上げてごらん夜の星を
【CMソング】
・青雲のうた
・めざめ
【歌謡曲】
・川の流れのように
【皆様ご一緒に】
・ふるさと(斉唱)
【メリークリスマス!】
・Silent Night
【人生いつでも・・・】
・上を向いて歩こう
CMソングを除いては、過去に歌唱実績のある曲ばかりだが、それでも、取れていると思った歌が実は不十分だったりするわけで。当然、新団員は音取りがしてない状況であるし、途中、パート異動をしたメンバーも居り、今回の音取りの重点確認となった。
まっさらの新曲としては、今回、北川昇氏編曲のCMソングを手がけている。男声合唱で歌う「なつかCM」から。
なかなかの佳曲揃い。ただ、昭和生まれの人達しかピンと来ないかも。
その中から、「青雲のうた」((株)日本香堂「青雲」CMより)と、「めざめ」(ネスレ日本(株)「ネスカフェ・ゴールドブレンド」CMより)をチョイス。
「青雲のうた」・・・これほど国民的な歌はないのではないか思うくらいだ。曲を聴くと、青空の中にそよぐ連凧が脳裏に浮かんでくる。
私のような年寄りには、TVから流れてくる作曲者森田公一自らの歌声に馴染みがあるが、その後、実際のCMでは、尾崎紀世彦→錦織健と歌い継がれている。
「めざめ」は、別名“ネスカフェの歌”とか“ダバダ〜の歌”と言えば通じるくらい有名である。スキャットの女王=伊集加代が歌って、一世を風靡した。夜明けのまどろみの中、アンニュイな雰囲気が醸し出され、混沌とした意識が渦巻くが、やがて、眩しいほどの陽が差し込み、きらめく一日の始まりを告げるように曲が閉じられる。
大半の人が、最後のコーダの後に、「ネスカフェ・ゴールドブレンド・・・」と、無意識レベルでひとりごちることだろうから、CMとしては、大成功だろう。
とはいえ、両曲とも耳馴染みがあるだけに、親しみやすいが、逆にそれだけ難しい面もある。ベース系の弾けるピチカート調の表現や、テナー系のリリカルな高音部。小編成の室内楽のようにまとまることができるか、次回練習以降も精進したい。
さて、今日の非日常のひとときが終わる。歌声を共にしたメンバーと来週の再会を約し、笑顔で練習場を後にする。そして、また明日から日常を大過なく過ごすことが出来るのだ。
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