強化合宿を打ち上げ!

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去る11月12日(土)から13日(日)にかけて、一泊二日で行われた本年最大(?)の団イベントである強化合宿が大きな収穫のもとに、全日程を無事終了し た。

当初は9月に計画されたものであったのだが、小泉首相の郵政解散による選挙事務従事の必要性などで出席できない団員が続出し、やむなく延期されていたものだ。

元々、団としては本年最大の過密スケジュールとなった10月の県合唱祭と11月の前橋テルサ・ロビーコンサート。

この2件のイベントを無事に乗り切る為に、9月に計画されたものであったが、結果としては、この時期へ予定を繰り下げることにより、実質的にロビーコンサートのみに特化した合宿となった。

初日である12日(土)は朝から雨模様であったが、集合時刻の13時頃までには晴れ渡り、合宿会場周辺は、紅葉が丁度見頃を迎え、更に雨で洗われて光り輝く中、静かな木漏れ日が注いでいた。

今回の合宿会場である「がるば」※(ホームページはこちら)というペンション。

今まで、草津、伊香保、倉渕…と西方北方にばかり合宿会場を求めてきた我々だったが、今回は初めて東に進路を取った。

場所は赤城プリンスランドという別荘分譲地の一角。行政区としては、桐生市に属する。

国道353号端に案内看板があり、これを起点に3箇所ほどT字路を曲がり込むと、茜色に染まったなだらかな南斜面に、「がるば」を見出した。

この時期、人の気配のない別荘やコテージが多く、道路も落葉の絨毯状態で、若干荒廃した別荘地の趣だ。季節外れのリゾート独特の雰囲気である。

この「がるば」の特徴は、何と言っても専門の「音楽練習場」があること。しかも、グランドピアノとアップライトピアノが一台ずつ。男声合唱団としては、歌いやすい響きがそこそこあれば、これ以上求める要素はな い。

それに音取りとしてのピッチパイプさえあれば良いような我々にとって、この練習設備は、少々贅沢であったかも知れない。練習の詳細は「練習日誌」に譲るが、練習場は良好な残響も確保され、録音設備も完備しており、この上ない練習環境であった。(ちょっとストーブの調子がイマイチだったが…)

初日の練習は、この時間帯のみ本番オンステメンバーが勢揃いするとあって、指揮者の細部チェックにも力が入る。

17時半にロビーコンサートの出し物を徹底的に練習して終了。そのあと、指揮者の指名による個人特別練習が行われた。今回は、T2K氏とB1U氏。

他のメンバーはこの時間に入浴。撮影するのを失念してしまったが、湯船は何とピアノの形状を呈している!これも、音楽好きのマスターと奥様のこだわりであろう・・・

さて、マンツーマンの練習形式で、独りで声を出してみる事は、瞠目することの連続でなかなか勉強になるものだが、お二人には発声面で何か手がかりをつかんで頂けたのではないだろうか。

さて、19時からはお楽しみの夕食兼懇親会。

指揮者の発声で乾杯し、終始和やかなムードで懇親を深めることが出来た。前菜、スープに続いてのメインディッシュは「タンドリーチキン」。和食党の筆者などは舌をかみそうな呼び名の料理であるが、「がるば」のマスターの名シェフぶりに舌鼓を打って満足した次第。

小洒落たジャズが流れる中、終始リラックスした雰囲気で談笑するメンバー達。この至福の時にいつまでも浸っていたかったが、たちまち時間は過ぎ去り、21時前には夕食はおひらきとなり、お次は部屋に戻っての2次会となる。

指揮者の差し入れによる酒とツマミがザクザク登場!団内随一の左党であるB2Y氏が特製の泡盛(何と30度!)を持ち込み、延々と世間話や音楽談義や人 生相談(?)…、時折、下ネタに脱線しながら、話に花が咲いたようだ。

ところが、この2次会の宴は、なんと予想に反して、翌朝まで続いたのだ!

筆者は先日 の健康診断で尿酸値で引っかかったこともあり、臆病風に吹かれたか、日付が変わった頃に辞去した。鳥のさえずりとともにいつもと同じ6時半に目覚めたのだ が、そのころ、まだ指揮者の高笑いがコテージに響き渡っていたのだから驚きであった。

こうして、朝8時に朝食の時間を迎え、「がるば」お手製の手作りパンがふるまわれた。野菜サラダとスープが、二日酔いの体に心地良い。メンバーは昨夜とはうってかわって口数も少ないが、指揮者が何食わぬ顔で朝食を平ら げていたのが驚きであった。みんな、顔の上半分に斜線が入っているような感じ。徹夜明けのまさに「お疲れモード」である。

(写真は、徹夜明けのメンバーを尻目に、ひたすら食欲に走る常任指揮者・・・^^;)

今頃後悔しても、否応なく午前中の練習時間は迫ってくるのだよ。重たい足取りで練習場の扉を開け、いつも通りのラジオ体操を開始し体をほぐす。練習場にアセトアルデヒドの芳香が漂う。(まさに芳香族!)

筆者はともかく、徹夜組の躁鬱感というか感情の起伏が著しい。時折ハイになったと思うと、すぐに視線も伏し目がちになっていたりする。

しかし、練習内容 は「練習日誌」に詳しいところだが、意外にも良いハモりが練習中のそこかしこで現出したのではないか。徹夜のお陰というわけではないが、なぜか余計な力が 抜けて、偶然にも良い声が出ている気がするとの指揮者のコメントがあった。そういえば、昨年5月の強化合宿の二日目にもそんな場面があったなぁと、思い出していた。

そんなこんなで、うつらうつらしながらも、強化合宿での練習は全て終了!チェックアウト時に、マスターご夫妻に対してお礼の一曲を演奏し、強化合宿を打ち上げたのだった。

どんなことでも強化できればいいが、肝臓の強化はほどほどが良いですな。全員、どうにか無傷で帰宅できるよう祈りながら、私も家路へと急いだ。

(※・・・2015年4月7日閉館となりました)

 

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