2005年10月15日(土)通常練習

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平成17年10月15日(土)午後6時~午後9時30分
場   所 群馬県生涯学習センター・音楽練習室
参加人数 トップテナー セカンドテナー バリトン ベース
2 2 3 2
ウォーミングアップは順番によりバリトン中川氏が担当。呼吸・発声を引き続き 中川氏に指導していただいた。曲目練習は、指揮者の中曽根先生からご指導いただいた。
ウォーミングアップ

 いつもどおりラジオ体操第一から。続いて屈 伸・アキレス腱伸ばし等により身体をほぐし、頭から顔特に目の周囲のマッサージ、そして顎や舌の緊張をほぐして、最後に腕の押し引きでウォーミングアップ を締めくくった。

呼   吸  V字腹筋をしながら、2拍で息 を吸い、2拍止めて(2拍保って)、4拍で息を吐く、というのを行った。小生ほぼ毎日V字腹筋をしながら息を長~く伸ばすという自主練習を行っているのだ が、息を吸ってから止める(保つ)というのは初めてで、結構しんどかった。V字腹筋自体お腹に負担が掛かるのだが、さらに息を止めて保つというのは負担が 大幅に増すので、腹筋を鍛えお腹で支える感覚を掴むにはより効果的なようだ。自主練習でも取り入れてみたいと思う。しかし、余分なところを力みが出る可能 性があるので、そこだけは注意すべき点であろう。
 言われなくても、息を高く遠くに飛ばすよう心掛けるようにとの指示があった。呼吸に限らず、当団の団員は言われれば出来るのだが、言われなくても出来る ようなレベルに早く持って行きたいものだ。そのためには、日頃から心掛けるべきことというか目標のようなものを常に念頭において練習に臨むことが大切であ ろう。
 スタッカートでは、短い時間で濃い息を吐くようにとのこと。中川氏曰くデルタTを短くしてエネルギー値の高い息を吐いて欲しいとのことだ。デルタTって 皆さんわかります?私よくわかんないんですけど。理系の方ならわかるのかな?

発  声  レガートをただのんべんだらりと繋げるのではなくて、腹筋でコントロールし て、身体全体を拡げていくようなイメージを持って。喉でコントロールするのでなく、お腹でコントロールするようにとのこと。
曲目練習 内     容

Soon Ah Will Be Done
  一瞬一瞬の縦の和音が揃っていない。縦を揃えた上で初めて、次に横の流れ・音楽の流れが出来てくるのだから、基本である縦 を揃えてもらいたい。
 「worl’」で2拍伸ばす部分が何も考えずにただ伸ばしているだけに聞こえる。その2拍が音楽として死んでしまっている。「あたたたたた!お前はもう 死んでいる!」(「北斗の○」のケンシロウの台詞より。世代がバレるって?)伸ばしているのは、次(「troubles」や「Soon ah~」)への繋 がりと位置づけて、2拍を生きたものにしてもらいたい。
「Goin’ home」の「home」の1拍半も死んでいる。「お前はもう死んでいる!」(しつこい)。実際に間延びして引きずってしまっている。
 その、上三声の「Goin’ home t’ live wid God.」はバリトンが主旋律なのに、テナー系が大き過ぎる。極端に音量を落とす必要 はないが、もっと主旋律をよく聴くこと。
 「God」の母音が浅い。発音は「ア」に至極近い「オ」であるが、発音以前の問題だ。もっと深く響かせて!
 「mother」は「mo」にアクセント記号が付いているが「ther」には付いていない。しかし「ther」が強すぎる。言葉として発音する場合も 「ther」は強調するところではないはずだ。ちょっと考えればわかるはず。
 「Soon ah~worl’」のクレッシェンド・デクレッシェンドが付いているところが、喉で押してしまっている。もっと開けて集めること。テナー系 は上昇音形なのでクレッシェンドがしやすいが、ベース系は音の動きが少ないのでクレッシェンドはしにくいだろうが、もっと「de troubles」に向 けてクレッシェンドしてほしい。トップは「troubles」の「ア」の母音が浅く散ってしまっているので、深い発声でもっと集めて遠くに飛ばしてもらい たい。この曲で浅い声で良いところなどない!
 クレッシェンド・デクレッシェンドが付いているところもそうでないところも「Soon ah will be don’ a-wid de  troubles ob de worl’」が1音1音刻み過ぎ。もっと音楽として大きなフレーズ、少なくとも2小節の流れを掴んでもらいたい。また、こ の部分は2回繰り返しだが、その意味は?しかも、それが曲の中で3箇所もある。特に3箇所目(25・26ページ)の2回目の繰り返しに重点を置いて「濃 く」ほしい。「濃く」という抽象的な表現だが、指揮者の言わんとしていることはわかる。その「濃く」を如何に表現するかは、歌い手側に掛かってくること だ。詞が「spiritulal」に満ち満ちた曲なので、小生この「濃く」という言葉にいつも以上に重みを感じる。
 ベースパートソロのad ib.の「No mere weepin’」は、四声で「No more weepin’ an’ a wailin’」を歌 い続けてリフレインまでした末の、最後の集大成と言っていい。ピッチもそうだが、気持ちも上から行くように!特に「No」に入る時にパート内で音程に幅が あり過ぎる。高い位置から入ってもらいたい。詞の意味もよく考えた上で。
 最後から2番目のベース系だけの「I’m goin’ t’ live wid God.」が浅くて、力技になってしまっている。また、語尾の 「I’m」の「イム」、「goin’」の「オイン」、「live」の「ヴ」、「wid」の「ドゥ」が言えてない。
 最後の「God.」で長調に転じている感じがしない。ピッチを合わせてパート内、またパート同士でよく聴き合うこと。
 全体を通して、喉で行き過ぎ。もっとお腹でコントロールして、リラックスして喉を開けること!

GUIDE MY HEAD  「vain」の「エ」、「this」の「イ」が浅い。「this」は以前強調するよう指示したが、平べったくしろとは言って いない。
 特に出だしのmpの「Guide my head」をベース系で聴き合ってピッチ・音色を揃えること。遠くを狙って響かせるように。乱暴にならないよう に。音量出し過ぎないように。さらに、「Guide」・「head」の語尾の「ドゥ」を言うこと。しかし、語尾にこだわり過ぎると、次の頭が揃わないので 注意すること。
 Hum.は今日は、開けて、開けて、(あくびのように)開けるのが出来ていた。その延長で、「Ah」がキレイに入れた。
 その、「Hum.」だが、ソロが入ることによって、ハーモニーが捉えやすくなった。特にバリトンはソロとユニゾンになる部分が所々あり、揃えやすいよう だ。トップの小生はそこは長~い休符で寂しい思いをしていたのだが、(希望が叶って?)セカンドのHum.を歌って良いことになった。セカンドのみなさ ん、邪魔しないから交ぜてね。

雑   感  小生が一番悪い例なのかもしれないが、喉を力み過ぎて、練習途中で声が出な くなってしまった。言い訳がましいが、実は忙しくて昨晩は午前2時過ぎまで仕事をしていた。ここのところ、肉体的にも精神的にも、小生疲れ気味のところを 持ってきて、練習日当日の睡眠不足で、もっとも喉にダメージを食らってしまったようだ。国勢○査の業務が終わる、合唱祭の頃には、喉だけでなく体調を万全 に持って行けるよう、頑張るので、よろしく願いしたい。しかし、皆さんも、喉で行かないよう、気をつけたほうが良いですよ。
 喉が疲れていたせいか、どのパートもちょっとピッチが下がり気味である。本番までには修正したいものだ。そのためには、やはり腹筋・支えであろう。
 練習途中、歌い手と指揮者とがエキサイトする場面もあったが、小生の個人的な意見だが、本番最後の練習に限らず、もっと歌い手と指揮者、また、歌い手同 士でも、歌や発声、歌詞の解釈等に関してエキサイトするくらい、白熱する議論があっても良いような気がするが、みなさんはいかがだろうか?もっと歌で表現 してぶつけても良いし、言葉でぶつかり合うことも良いような気がするのだが。
 いよいよ合唱祭前最後の練習が終わった。各自のやるべきことをよく考え、今までの指示をよく思い出して、本番に臨み、「Spirituals」の魅力の 一端でも伝えられるよう頑張ろうではないか!!
 

 

 

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