第2回演奏会に向けて

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今後の練習について

さて、12月11日(土)の演奏会まで練習回数も僅か13回を残すのみとなりました。(9月1日現在)「僅か」と私は書きましたが、これを 多いと考えるか少ないととるか、受け取り方には違いがあると思います。

しかし、1日正味1時間として、あと高々13時間程度で小曲18曲を仕上げなければ ならないという事実は変わりません。

うーん、何と1曲あたり1時間も練習できないんですねえ・・・・・。こういう定量的な分析をすると、また理系の考え方 だとか叱られそうですが、これからは「論理的だ」と言って欲しい。(苦笑)

・・・という訳で、嫌なことを言うようですが、これからが正念場です。音さえ取 れればokという考えの方もいらっしゃるでしょう。

しかしながら、今回は(先回もそうだったが)、より自分達自身が楽しむために、もっと上を目指します。

皆さんも、音とりが完ぺきな点に達した経験をされていると思いますが、この時点では哀しいかな、まだまだ楽譜を外せる段階ではありません。言葉をかえれば 「余裕がゼロ」の状態なのです。

オンステする際に余裕があるのと無いのとでは、楽しみは雲泥の差です。オンステするだけで結構!という方も、折角のステー ジの一瞬一瞬を十分に楽しむために、後悔しないよう頑張りましょう!

あのステージ上で演奏するハーモニーの中に煌めく光たちは、二度と同じ姿を現しませ ん。そしてそれを体感できるかは、やはり練習量や練習密度にかかってくるわけです。

我々はプロではないので、そんなに練習しなくたって、という苦言も以前聞かれました。

しかし、私はこう考えます。アマチュアがいやしくもお金を頂いて演 奏会を開くのだから、プロ以上に練習すべきでは、と。

そして、きっと頑張っただけの感動の嵐があなたを襲うことでしょう。

「うたごころ」って?

前橋男声合唱団は、お世辞にも声楽的に優れているとは言い難いです。声楽的な技術に劣るということは、メッセージを伝える手段が制限されている状態を意 味します。

では、制限された中でいかに聴衆に訴えるか?

声楽の技術は一朝一夕では身につきません。しかし、心を込めて歌うことはできるのです。

このご時 世、外見や上っ面で全てを判断してしまいがちですが、歌はやっぱり「心」です。

聴き手になったことを考えれば、技術の優劣に拘わらず(優れたに越したこと はないが)、ハートフルな演奏を是とすべきでしょう。

前掲の副団長の言葉にもありましたが、幸いに前橋男声は団員の年齢層が幅広く、例えば「生きる」なん ていう若々しい曲から「春愁」「雪は降る」のような悟りの境地をうたった曲まで、聴き手の心に訴えることが可能だと思います。

歌は「心」・・・だなんて軽々しく申し上げましたが、実はとても重くて深い言葉なのです。

心を込めて歌うには、じゃあ具体的にはどうしたらよいのでしょ う?そんなの「練習」しかないじゃん・・・と思われるかも知れません。しかし闇雲に練習しても、効果は少ないでしょう。

歌・・・特に男声合唱は思想性・メッセージ性の強いものがほとんどです。一般に人にメッセージを伝えるには当然伝えるべき内容を、自分で理解していなけれ ばならないのは当たり前です。

カラオケでは、他人から上手いと言われる曲ほど、自分がその曲に共感している場合が多いものです。

この「共感」という言葉が キーワードなのではないでしょうか?ある曲の「この旋律がいいんだよ」とか「この詩がいいねえ」とか、個人的に感じることが大切だと思います。

逆に「ここ が嫌なんだよね」とか気に入らない面を見つけるのもよいかも知れません。

更に深い領域での共感となると、その人の人生経験、人格、音楽性が大きく影響してきます。

だから、先に挙げた「春愁」のようなシブい曲は、あまり10 代、20代の若者にとって現実的にピンと来ないのではないでしょうか?

ここで力を発揮するのは、やはり人生経験豊かな年輩の団員の「味」というものでしょ う。

翻って”Sea Chanty”のようにパワーやノリが勝負である曲は若年層がガンガン引っ張るべきでしょう。(もちろん、壮年パワーだって不可欠です)

というわけで、まずは自分達のレパートリーの中に「共感」できる部分を改めて探してみませんか?

 

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