6月 292013
 

今月初めにサッカーワールドカップ最終予選オーストラリア戦が戦われました。
その翌日、本田圭佑選手の会見での発言が巷で話題になっていました。

W杯本選出場で笑顔でやや浮かれ気味の他の選手に比べ、
神妙な面持ちの本田選手がかえって目を引いたということもありますが、
やはり、注目すべきは実際のその発言の中身でしょう。

 日本の長所はチームワークだが、それは生まれながらに備わっている、
 あるいは成長していく過程で養われる土壌がある。
 だから、磨かなければならないのは「個」の力。
 どうやって自立した選手になって個を高められるか・・・。

セリフは完全一致しませんけど、
本田選手は概ねこのような趣旨の発言をしています。

合唱もチームワークが肝心であることは論を待たないところですが、
「個」の力については、意見が分かれるところかも知れません。

確かに、個人の技術や力量によって、
秀でた人物が合唱団やパートの声の核になることは大いにあり得ますが、
この場合、その人物がかなり注意深く自らをコントロールしながら、
合唱団もしくはパート全体に対して自らの声を融合させるという、この一点において技術的に優れているか、
もしくは大きな努力を払っている前提があるように思えます。

しかしながら、以前にも述べましたが、
某コーラスユニットのように、個人的な力量に優れているだけで、
声の融合ということに重きを置かないグループなどでは、
今回の本田選手の発言は、合唱にも適用できるものとして共感したかも知れません。

現実はといえば、所詮は私の経験上の話にしかならないのですが、
やはり、「個」の力は均質なアンサンブルを指向したときに、
効果を減殺する方向にしか働かないという見解を持っています。

個人的に頑張れば頑張るほど、合唱全体の足を引っ張ってしまうという失敗例など、
おそらく冷静に過去の演奏録音を聴き直せば、掃いて捨てるほど見つかるような気がします。(苦笑)

皆さんはいかがお考えですか?

ただし、もちろんこれは、本田選手の発言の真意が、
サッカーの試合経過のせめぎ合いの中で、最終的に明暗を分けるのが、
「個」の力の差なのだ!という意味である前提に立っておりますことを、
念のため付け加えておきます。

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 Posted by at 23:06

前橋男声合唱団です!

 日記・コラム・つぶやき  前橋男声合唱団です! はコメントを受け付けていません。
6月 052013
 

前橋男声合唱団サイトを訪れてくださる皆様、たいへんご無沙汰しております。
ここ1~2年余りの拙ブログの体たらくについては、心よりお詫び申し上げます。

特に年明けからなど、更新回数は一桁にとどまるという惨状でして、
全くもって、筆者個人の不徳の致すところでございます。

しかしながら、この四月以降、筆者個人の仕事環境の変化もございまして、
不規則ながらも、時間的な余裕が生まれ、執筆意欲が復活しつつあります。

もちろん、それも含めて、所詮は個人的な都合にほかならず、
そういった属人的な団の執筆体制について、批難されてもグゥの音も出ないところではあります。

さて、昨日付で、久しぶりに「あれから10年が・・・」(その3)をアップいたしました。

(その1)はもう2年近く前のアップなので、足掛け3年もの大作と思いきや、
何となくショボい出来になりつつありますねぇ。

私の性向から来るのだと思いますが、
何かに行き詰まった際、過去を振り返りたくなるのです。
こうやって過去を顧みることで、自分の来し方と現在の立ち位置を確認し、
そして前を向いて力強く歩んで参りたい・・・そういう思いで脱稿いたしました。

時には、歯に衣着せぬ直言が、関係方面に波紋を投げかけたこともございました。
小心者の私は一時的に、そういった記事をパスワードで保護して、
閲覧できなように措置しましたが、むしろそれは、不誠実な行動であったと反省しております。

今後も、拙ブログの立ち位置や、話題の対象との間合いを測りながらも、
直球を投げ続けて参りたいと考えております。

今までよりは、少しは頻繁に更新できると思います。
(断言しないところが私のどうしょうもない所なのですけどね・・・)

ともかく、拙ブログをなにとぞよろしくお願いいたします。

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 Posted by at 20:44

あれから10年が・・・(その3)

 合唱組織論, 日記・コラム・つぶやき, 特集  あれから10年が・・・(その3) はコメントを受け付けていません。
6月 042013
 

(その1)
(その2)からの続き

さて、1993年(平成5年)になって、前橋男声合唱団の活動はすっかり影をひそめてしまった。今振り返れば、この年の6月に群馬県合唱祭に団として参加したことが、この年における唯一の行動記録ではなかったか。しかし、この時を最後に前橋男声は、これ以上の低迷状態に再び陥ることはなかったのだ。先述した2001年の危機後も、決して活動が止むことはなかったのだから。

さて、そのまま翌1994年となり(平成6年)となる。その4月、1991年(平成3年)入団組だった私と団員Aが相次いで職場が転勤となり、前橋の本店に異動してきたのだ。今思えば、これが一つの転機であった。仕事にも慣れ始めたことで余裕も生まれ、新たな生活に潤いを求めていたからだろうか、当時の我々は俄然、合唱に力を入れ始める。

Aは、W大のア・カペラサークル出身で、当時の単語で「ドゥワップ系」を志向していた。また、その頃、新たなメンバーを求めて群馬でのグループ結成を目論んでおり、その人的資産としての価値を前橋男声合唱団に見出していた。
私もその候補の一人となって、様々な機会で歌声を共にすることが多く、お互い、自らに足りないものを相手が持つことを感じ、さながら好敵手として良好な関係を築いていたわけである。

Aは、演奏効果や発声法の違い等の理由から、若干男声合唱からは距離を置いていたが、それは私がア・カペラに距離を置くのと同様であり、Aがア・カペラ・グループ立ち上げに奔走するのを私が助けるのと引き換えに、私が前橋男声合唱団の再建に本腰を入れようとし始めている時に、力を貸してくれたのはAだったのだ。私の中には、学生時代に見出した男声合唱の愉しみを、継続して追求していく気持ちが強かったが、しかし、学生時代とは異なるものを創造していきたいという、漠としたものを心に抱いており、ア・カペラは、一つの選択肢になり得たのだ。

話を元に戻すが、当時の団長は、団運営に関し、まさに「匙を投げた」(本人談)状況であり、男声合唱との関わりといえば、母校の音楽部を指導する程度であったろう。しかし一方で、彼にも大きな転機が訪れる。彼の本業は実業家であり、創業者である父親のもとで、副社長として仕えていて、将来の禅譲はほぼ保障されていたはずであるが、その地ならしのため、かなりの多忙を極めていたのである。

この時の前橋男声合唱団の衰退は、当時の団長が多忙につき、合唱活動に割ける時間を徐々に減らしていたトレンドと実は符合している。しかし、この平成6年過ぎ、晴れて社長職を譲り受けることとなり、急な仕事以外は部下に任せる余裕も生まれつつあったのだ。

こうして、1994年(平成6年)、団員Aと私が時を同じくして、合唱に力を入れ始め、前橋男声に戻ってきた。そこに、当時の団長が賛同、合流したという形であったが、ともかく、前橋男声合唱団の再興の準備が整いつつあったのである。

(「その4」へつづく)

関連記事
(その1)
(その2)

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