「佐賀男声合唱団、20年ぶり再結成」←歌い続けることの難しさ

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佐賀男声合唱団、20年ぶり再結成  (2010年12月15日 佐賀新聞)
http://www.saga-s.co.jp/life/topic/entertainment.0.1786640.article.html

活動休止状態だった「佐賀男声合唱団」が約20年ぶりに再結成された。集まった9人のメンバーは月2回、小城市の赤れんが館で練習を行っている。12月はクリスマスコンサートの出演予定もあり、練習に余念がない。 佐賀男声合唱団は、1983年、県内各地の混声合唱団で活動するメンバーら約25人で発足。当時は、公務員や銀行員ら20代から60代の団員で構成し、86年、武雄市で行われた九州合唱コンクールの県代表として出場するなどの実績があった。しかし、次第に仕事が多忙になるなどで練習に出られない団員が増え、87年に活動を休止した。 当時の団長で、現団長代行の吉浦英治さんは「解散するともう復活できないと思ったので、休止にしたが、復活まで約20年かかってしまった」と、感慨深げ。吉浦さんは「早く復活させたい」と、佐賀新聞読者投稿コーナー「ひろば」欄に投稿するなどで団員を募集したところ、9人が集まった。 再結成メンバーの平均年齢は65歳。仕事や地域もさまざまで、定年退職後に入団した人や、現在も仕事をしながら参加する人もいる。指導は、東京で音楽教諭をしていた佐賀市の中島光治さんが担当。発声練習や、コンサートに向けた曲の練習も行っている。 吉浦さんは男声合唱の魅力を「ハモりの響きが重厚で迫力があり、曲数も多い」と語る。「歌う楽しさはもちろんだが、合唱団に参加することで、地域や職場を超えた人と人とのつながりができる」と、吉浦さん。「関心のある人はぜひ一緒に歌いましょう」と、新たな団員も募集中だ。

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二ヶ月遅れの引用で失礼します。

20年ぶりに再結成とはすばらしい。
事情はどうあれ場所はどこであれ、
男声合唱を楽しみとする人が一人でも増えることは、我々にとってもよろこばしい。

それにしても! 一旦は25人もいたメンバーが散り散りになるとは、いったいどうしたことだろう。

実は、我々前橋男声合唱団にも似たような歴史がある。

小団は1989年(平成元年)創立であるが、
活動開始より5年も経たない1993年(平成5年)以降、 次第に練習に人が集まらなくなり、
当時の指揮者も練習を投げ出すに至る。
そして、1994年(平成6年)に至っては、活動休止という状況に追い込まれたのだ。
(詳しくはこちら

当時の我が団の事情とは、技術的に突出した団長(当時)自身の都合で、
団の活動の方向が決められる傾向があったから、
団長が多忙となれば、団の活動も緩慢となるという極めて属人的な合唱団であった事。

そういう性格の合唱団であったから、団長の求心力だけでもっていたと言えるだろう。
だから、団長が仕事の都合とはいえ、長期間練習に来なければ、
瓦解の方向へ動くのはごく自然な話であったのだ。

佐賀男声がどのような経緯で活動休止に至ったかは知る由もないが、
属人的な運営に偏らず、危機管理をも考慮に入れた組織作りを心がけるべきであることは、
いつの時代にも共通の戒めであろう。

「歌い続けること」

・・・言葉にするのは簡単だが、これがなかなか難しい。

しかし、機会と知己を得て、再び歌に向かうという情熱も素晴らしい。
この間、男声合唱への情熱は石炭の火のように、目立たないながらも、
赫赫(←「赤々」どころではないのだよ!)と燃え続けていたに違いない。

音楽は楽しいけれど、決して楽ではない。
これで良いというゴールもない。
「見果てぬ夢」はまだまだ続く。
(小団「第5回演奏会」パンフへの中曽根敦子氏の寄稿より抜粋)

話がだだいぶ逸れてしまったが、ともかく、佐賀男声合唱団の前途洋々たらんことを。

 

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