■場所 前橋中央公民館(46スタジオ)
■出席人数18名(T1:2 T2:4 B1:7 B2:5) Baritone Excellent!! 出席率72%
■練習内容
1.体操・呼吸・発声
○体操
○呼吸
○発声
今日のポイント:「力が入っていないか常に自己診断し続けるよう」
音楽は、我慢の美学の側面を有する。 まぁ、勝手に筆者が名付けたネーミングなので、その拙さは取りあえず措いて先に進む。イイ所は先にとっておいて、我慢して我慢して、まだまだイッテはダメ。そしてようやく最高の瞬間を迎える・・・、 そう!音楽では早漏は敵である。
今日はそういう話だ!ん? 歌唱時には、当然音量の大小が伴うが、ただリニアに大きくしたり小さくしたりしたのでは、 聴衆の心を揺さぶるには物足りないものだ。
しかし、下記のように振る舞うことで、多少なりとも効果を期待することが出来る。特に、小団のような少人数の合唱団にとっては、必須の技術とも言えるだろう。
クレッシェンドは、頂点に近づくまで、極力音量をセーブすべきであり、ディミニエンド時は、その逆に、急にしぼまないように努める。もちろん、全体のフレーズの頂点や底値を予め知り、設計しておかねばならない。
前置きが長くなったが、発声練習のルーティンワークの中で、 いつも注意される事に「力を抜くべき」ということがある。これがなかなか難しい。
幼少時から教会等での歌唱習慣のある西洋と異なり、 特に我々日本人が抱く『歌っている実感』と、脱力時の感覚にはほど遠いものがあるからだ。
一瞬力が抜けて、いい方向に行くかなと思えても、本人が『歌っている実感』を得られないと、 すぐに、力の入った歌唱に逆戻りしてしまうのだ。 ファルセットによる歌唱訓練時などが良い例だろう。
前橋男声の過去の発声訓練は、そこを行きつ戻りつしていた時間に過ぎないとも言える。すぐにでも合唱の実感を得たいという欲求はよく理解できるが、上に述べたように、 場合によっては、自らそこへの道を閉ざしている場合が実に多いように思えてならない。
だから私は、そういう人々に対しては、ちょっと待てと深呼吸をお願いしたいのだ。はやる気持ちは、とりあえず抑えてくれと。「急がば回れ」なのである。だから今は、力を抜くことに専心しようよと。
力が入っていないかどうかは、当座、自らチェックを怠らないよう努力する以外にない。歌唱時にもっと、脱力するために様々な工夫や努力をしてみたらどうだろうか。
合唱団として涵養すべき精神としての、「我慢する音楽」。全員で少しずつ我慢ができたら、その先には果実たる歓喜の音楽が待っているであろうに。
2.パート練習
T系、B系に分かれてのパー練。 ようやく音取りから離れつつある。 各曲の歌唱ポイントを繰り返し練習した。 やっとパート練習らしくなってきたじゃん。
3.アンサンブル
先週の反動からか、まずまずの出席を得る。しかし、テナーの集まりは今ひとつの感。こんな状況がずっと続いている。
人数の揃っているB系の練度が先行しているのは確かだ。というのも、T系は人数が揃っていないので、 指揮者によって、肝心な急所の練習は敢えて先送りされているからである。
いわば、現在の練習の主導権はB系にあるとも言えるが、今後指揮者にだって、 少なくともT系をそのレベルに引っ張り上げようとするインセンティブが働くのは当然。 だから、T系は、今後更なる汗をかくことを、指揮者からも団からも要請されるわけで。
しかも、演奏会に近づけば近づくほど、大変な労力を伴うことになる。忍び寄る影を一番意識しているのは、他ならぬ本人なんだろうけどね。 ひとときの春眠をむさぼることはあっても、男なら戦わねばならぬ時は必ず来るのだ。
【曲目】『チャイコフスキー歌曲集』より 『ドン・ファンのセレナーデ』
普段より、若干テンポを速めて取り組む。
・90小節(B2) ночейは後半にアクセント。
・108小節〜(T系) La-la-la アクセントに留意。(先回練習で指摘済) a音の音色が暗めなので開口して。
『憧れを知る者のみが』
・冒頭内声旋律はなかなか混じり合ってきた。更なる精進を。
『語るなわが友よ』
・24小節(T系) 直前の高音維持部から一転して低声部に移るので、
最後まで緊張感を保ちながら、フレーズを収めるように。 『何故?』
・冒頭(全) 若干息混じりの歌い始めにする。
・26小節(全) 同音が続くので、単語のくくりや、アクセント位置に最大限留意。
今日は見学者がお一人おいでになった。 練習開始から終了まで、
一部始終をご覧頂いたが、今日はたまたまチャイコの練習。
ロシア語だったから、ちょっと、面食らったかなぁ、
それとも、ロシア語になっていないので面食らったかなぁ・・・と、
ちょっと不安ながらも、本日も全力で練習して心地よいです、あはは。
ぜひ、またおいでいただき、入団宣言をば、お願いします!
■連絡事項
(事務局より)
・次回練習は4月11日。
・芸術文化振興基金内定のお知らせ(再)
(指揮者より)
・次回はミュージカル! パー練もありますが、
個人的な音取りのフォローをしている時間はないので、 各自音のご確認を!
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