練習日誌をリニューアル!

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久々に、練習日誌の再々出発を図ることとなった。本欄は「練習日記」ではなく「練習日誌」である。そもそも、日記と日誌は違う。

・日記:自分が出会った出来事や感想などを一日ごとに書いたもの
・日誌:毎日の出来事や行動を記録したもの
          (新明解国語辞典第四判)

「日誌」は体験したことについての個人的な反応、疑問、考え、知識などを記録したものであり、「日記」より客観的で科学的、分析的で、時には内省的でさえある。

本欄は掲載開始当初はともかく、その辺を踏まえて、誌面の充実を心がけてきたわけだが、これは、そもそも合唱団員各自が、練習の中で積み上げるべきことに他ならない。引き続き、ご批評いただければこれ以上のことはない。

さてここで、前橋男声合唱団・練習日誌の沿革について記しておく。

本練習日誌は、元々、2000年末頃から、松村潤也氏(当時セカンドパトリ兼マネージャー)の企画により開始された。

団員の視線からの率直な練習観は内外から好評を博し、小団ホームページの閲覧数を伸ばすメインコンテンツに成長したのは記憶に新しい。同氏は2004年上期まで執筆者を務めたが、その後、一身上の都合で休団し現在に至っている。

こうして、2005年半ばまで休載が続いたのだが、団の広告塔としての役割も担い始めた本欄の休載による更新の滞りが、団活動が衰退したと勘違いされることもままあり、これ以上の悪影響を排除すべく、2005年6月より執筆者に吉田唯氏を起用し、「新練習日誌」としてリニューアルさせ、再び掲載が始まったのだった。

同氏の、練習を詳細に余すことなく描写しようという観察眼は特筆すべきものがあり、練習日誌の一つの新しい個性として認知されるようになった。

こうして、県内外の合唱愛好者の目に触れることとなった新練習日誌は、質・量ともに増大の一途をたどることになるが、この間、多くの新しい人材が集まり、そのうちのほとんどが、この練習日誌を読んだことが前橋男声合唱団に興味を抱く契機となったと述懐しているほど、メンバーにとってシンボリックな存在として、その地位を不動のものとしていったのである。

この新練習日誌は、執筆者の合唱思想を背景としつつも、練習内容を単に書き留めておくにとどまらず、団としての音楽観や音楽思想まで、広く深く記述してゆくことが、練習熟度の進展と共に、おのずから求められていったが、執筆に傾注すべきエネルギーが常に果てしなくわき出て来るかと言えば難しい。日頃から執筆活動を行っている評論家などであればいざ知らず、常人であれば、困難を窮めることとなるのだ。

当時の筆者にとって自らの仕事や家庭をよそに、これ以上の紙面の拡充を図ることには限界もあり、第4回演奏会の終了と同時に、一旦擱筆せざるを得ない状況と相成ったわけである。

 

 

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