発声について思うこと(2)

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前回の続きです。

アンサンブルの時間はもちろん、発声練習に出ないということは、 客観的事実として団にとっても個人にとっても「損害である」と書きました。

「損害」たぁ刺激的な単語だよねぇ! おそらくこう書くと、最近仕事が忙しくて練習を欠席しがちだった人の中には、 「あぁオレのことを指摘してんのかな・・・」などと凹んでしまう方がいらっしゃるかも知れませんね。 それに、である調で上から目線での論調だと、余計にそんな気分になるかも知れません。

トドメを刺すようですが、どう考えても「損害」です。

ただ、個人的に具体の誰々を想定して話をしているのではないのです。 私は言いたいことがあるときは、わざわざブログを使ってなど、手の込んだ真似はしません。 必要であれば、ご本人に堂々と申し上げますので。(お覚悟を!?)

同じアマチュアでも、オーケストラに比べて合唱団員というものは、 練習に遅刻や欠席したりしても、無頓着なところがあるのかなぁという気がしています。 これには、いろいろ原因があるとは思いますが、 オケであれば楽器による役割分担は明確ですが、 合唱団では、自分がいかに重要な役割を担っているかの意識が、 どうしても希薄になってしまいがちというのが大きいのだと思っています。

「オレ一人くらいいなくても大丈夫だろう・・・」『いいえ、大丈夫ではありません。あなた一人がいないだけで合唱になりません。』

あなたは補欠ではありません! 野球やサッカーのように、明確なレギュラーメンバー制度が合唱にはありません。 合唱ではメンバー全員がレギュラーメンバーなのですから。(うわ、歯の浮くセリフ・・・汗)

それとですね、プロの世界では、練習開始時間に集まれないなどということはあり得ない。 有料無料を問わず、演奏会を目指し、その場で自分たちの音楽を披瀝しようとする限り、 アマチュアだからと言っても、プロ意識は必要なのだと思います。

ある団員は、遅刻する際は、車中で(もちろん自家用車)、 ひととおり自主的な声出しをしてから来るのだそうな。

毎回の練習で欠かさず、練習場を早めに開けてくれる団長、 そして練習後、丹念に会場の掃除に勤しむ若手諸君。 これらも一つのプロ意識の表れであると、私なんかは受け取っている次第。

さて、結局のところ、お仕事やご家庭の都合で欠席したり遅刻したりすることは、 最終的にはやむを得ない・・・そういうことになるでしょう。

ただ、このまま自分を変えられないまま同じ状態が続くということは、団の活動だけでなく、 団への帰属意識や合唱に対する姿勢そのものも、中途半端な状況が放置されることになり、 それはやがて自らの人生やら生き様というものに投影されることになるのではないでしょうか。

まぁ、人生いろいろですので、それで良いと仰る方は仕方ありませんが、 やればできそうな方が多いので、実に勿体ないことだと思います。

気がついたときに、ようやく合唱と正面から向きあっても、 もしかしたら、体力的に衰えていてしまって、心から悔しい思いをするのではないか・・・。 個人的にですが、私はそれを極度に恐れているのです。 (こんなことを考える事自体、若造である所以なのかも知れませんが。)

いっそのこと、それもまた人生・・・と達観できれば 良いのにと思います。 表題に反して、発声の話はほとんど致しませんでしたが、 今後もみんなで知恵を出し合ったり、様々な工夫を凝らしながら、 穏やかに少しずつ進んで行けたらと思います。

 

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