文章スタイルの言い訳

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この前橋男声合唱団ニュースも1997年の創刊以来、この6月で丸6年を迎える。
今まで、何事もなく、特に名誉毀損の 提訴もなく(笑)、常に廃刊の危機にさらされながらも、
ここまで続けてこられたのは、沢山の方からのご批評やアドバイスの賜物であると思う。

数あるご意見 の中でも、今まで私の用いてきた”カタイ表現”が槍玉にあがる事が少なくなかった。
これは、ある意味で本紙の個性の一面を言い当てているのかも知れない。
しかし、単に表現が堅苦しいだけであれば、さほど問題ではないとの指摘も。
というのは、私の文体自体に衒学的(ペダンチック=学をてらうこと)な雰囲気を 感ずるというのだ。
実に意外なのである。

ともかく、もっとわかりやすく書いて欲しいと指摘される事が多い。
この文体を崩す事は簡単である。
極力平易にと 思って文章を書いてみた事もあるが、どうも自分の考えを言い当てておらず、
どこか不自然で、文章の生き生きとした流れが感じられない。

そして、いわゆる筆 勢の鈍い代物に堕ちてしまうように思えてならないのだ。
(ま、普段書いている文章も、そんなに筆勢ありませんけど・・・)
自分の作った文章は、まさに自分 の分身である。自分の分身と思えないような文章を、
人様の目に触れさせる・・・なんてぇ、図太いことができましょうや?

筆者である私は、この「前橋男声合 唱団ニュース」を通して、
どこか思わせぶりな文章を作って注目されようとか、
なおかつ学をてらう積もりなど毛頭無いのだ。

まずは正確に、論理が通って矛盾 が無く、なるべく簡潔に・・・
そして、自分らしいと思える文章を心掛けたいと思っているに過ぎない。

特に、私は元々漢文を好む。(←強調しておくが、全 然、学をてらってはいない!)
漢文調のシャープなリズム性とそこから生ずるダイナミズムが大好きである。

そのせいか、どうしても、漢語表現が文章内にちり ばめられる事と相成り、
その結果、読者の皆さんに読みにくくカタイと思われるのであろう。
しかし、半面、お誉めの言葉もちゃっかりいただいていたりするの で、
これを真に受けて筆者を調子づかせている面も否めず、誠に始末が悪い。

文章表現には無限の可能性が隠されている。
たった一語を入れ替えただけで、駄文が名文に変わったりするのだ。
無論、本紙には名文を創り出す意図はない。
そして、読みにくいというご指摘は確かにはずれていない。

そういうご意見を強く意識して、筆を執っていきたい。
結局は文章表現の深遠さの前に、私はただた だひれ伏しているだけなのかも知れない。

この「前橋男声合唱団ニュース」欄では、
現在の合唱をとりまく様々な問題を、これからも鋭くえぐっていきたい。
更なる研鑽を積みたいと考えるところであ る。

 

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