全日本合唱連盟のサイトでも確認できるのだが、各都道府県レベルや都市レベルでの合唱連盟サイトがリンク されている。群馬県合唱連盟はまだサイトを持っていない。
平成14年度の連盟定期総会で事務局長がホームページ開設に前向きな発言をしてから5年以上が経過した。
(→こちら:「群馬県合唱連盟総会レポ」で確認できます。)
地方合唱連盟で自前のサイトを設置していないのは、47都道府県中14。関東甲信越では、群馬県と茨城県だけとなった。インターネットにより情報発信するメ リットデメリットは今更論じるまでもないが、
なんとも勿体ない話である。同じ音楽愛好の群馬県吹奏楽連盟は既にサイトを開設して数年を経ている。
考えてみればこの10年余りの間に、インターネットという手段を用い、情報を手軽に検索しアクセスできるようになったが、人々は、知りたくとも検索不能 な情報に対してどのような 思いを抱くのだろう。
大半の人は、そこで諦めてしまうのではないか。その後、目的とする情報にたどり着くことのできる人は、恵まれた環境にあり、なおかつ 熱意(執着?)のあるほんのわずかの人たちだけなのではないか。
「情報格差」なる言葉が登場して久しい。それは当初、ITインフラへの設備投資状況が都市部で進み、地方部で遅れていた際に盛んに喧伝された言葉 である。光ケーブルやADSLなどは充実し、かなりその差は縮まってきているのは実感できる。
ハード面はこのように環境が整いつつあるのに、それをみすみす活用せ ずに情報格差を発生させているから勿体ないと言ったのである。さらに、10年前ならサイトを開設していれば「進んでいるね~」と羨ましがら れただろうが、今やサイトを開設してて当たり前、開設してなければ逆に「遅れている」という印象を与えかねない時流の変化だ。
確かに、昔ながらの年賀はが きは、その発行部数を減らしながらも日本人の習慣としては健在で、間違いなく傘下の合唱団には届くが、合唱団員レベルや県下の合唱愛好者や合唱に興味を持 つ若者らには、連盟の活動に関する情報が ほとんど伝わらないというのが現状であろう。
また皮肉なことに、本ニュース欄へのアクセス解析をしてみると、なんと、「群馬県合唱連盟」という検索ワード がトップなのである。(まぁ、本欄過去ページにはいろいろ連盟に関しての記述があるしHitしますわな、それをきっかけに、当団を知っていただくメリット は享受していないと言えば嘘になるのだが・・・)
これは、言わずもがな群馬県合唱連盟関連の情報を欲している人々が、多数存在している何よりの証左であり、これらの需要を満たすべく広報に力を尽くすことが連盟に求められているのではないだろうか。
先般催された「第一回声楽アンサンブルコンテスト」においても、結果発表が20時近くと比較的遅い時間となったため、結果を知らずしてやむなく家路につ いた合唱団員も少なくないだろう。
しかし、帰宅してから合唱連盟ホームページを開けば、容易に結果を知ることが可能な時代に私達は生きており、生活の ある場面場面では、そういう即時性の恩恵にあずかる場面は年々多くなってきているのだ。
だがいずれ、恩恵としてありがたがっていたものが当たり前のものとなる時代がもう目の前に迫っている。その時に合唱連盟がどんなサービスを提供できているだろうか。
月並みではあるが、これからの時代、合唱文化の発展と向上を目指す・・・(確か、連盟の規約にそう謳われていたかと)のなら、地方連盟としてはぜひサイトを持 ちたいも のである。さもないと、都市と地方に顕在化した格差はますます広がるばかりである。
サイト開設により連盟事務局と傘下合唱団の間の事務処理は格段に省力化される だろう。全合 唱団がすぐに対象となる可能性はきわめて低いが、諸イベントの通知や申し込み手続きなど、これによる通信費だけでなく、何より人件費(たとえ連盟会計に計 上されないボランティア的なものであっても)の大きな削減に貢献するだろう。
浮いた予算はサイトの運営経費に充てても良い。このように、目の前に転がるサ イト開設によるメリットは結構あるものだ。
群馬交響楽団を抱え、音楽文化が先進的であると思われがちな群馬県であるが、その実それに深い意味も考えずに安住してきたことにより、深層の地盤沈下に 気づかず、または気づいても見ぬふりを続けては来なかったか。
これに関しては別に論じることとするが、折角「群馬県合唱連盟」という検索ワードを入力した 人を失望させずに、群馬県の合唱への適切なイントロダクションとなるよう、連盟サイトの開設を希望してやまない。
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