2009年5月23日(土)通常練習

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■場所 前橋中央公民館(46スタジオ)
■出席人数16名(T1:3 T2:3 B1:4 B2:6) 出席率66.7%
■練習内容
1.体操・呼吸・発声
○体操
○呼吸
○発声
今日のポイント:「音色を揃えるということ」

過去にも、「合わせることについて(その1) (その2)」と題して、 合唱でいう「合わせる」意味について考えてきたが、実はまだこのシリーズは完結しておらず、(その3)を下書きのまま放ってある。

まぁ、それは近いうちにアップすることにして。 さて、合わせる要素のうち、「音色」というものは重要であることは言うまでもない。 しかしながら、どうやって実際に合わせるべきか、実際に試した。

今回は、ジャンケンで負けた二人が選抜(?)され、とある曲の一節を繰り返し歌ってもらうのだ。徐々に音色を摺り合わせてゆくというオーソドックスな手法。

最初は声が溶け合わず、戸惑うだけの二人だったが、 いろいろ試行錯誤しているうちに、否応なく音色に統一感が出てくるもの。

なぜなら、二人というのは、聴かざるを得ない切迫した状況である。 相手を聴かずば、何も始まらない状況に追い込んでのこの作業。 まさに、アンサンブルの原型ではある。 (コミュニケーションの原型と言うべきだろうか)

次に三人目、四人目が加わるや、音色は一気に雑多なものに後退してしまう。 しかし、やはり同様な作業を繰り返すうちに、一体感が出て来る。

そして五人目、六人目・・・と場面を移しながら、同様な展開がなされてゆく。 今回の試行で問われるべきは、隣の人と音色を合わせるために実際に何をしたか? ということである。

その際、自らのとれるオプションとして、 音量を下げる(即ち自らの気配を消そうとする)だけの方が数人いらっしゃったが、 それだけでは、余りにも寂しすぎるのではないか。

今の前橋男声メンバーが合唱練習中に割くべき注意は 聴くことだ。 「耳を傾ける」ことこそ、今の前橋男声に立ちはだかりつつある壁を突破するキーワードだと思う。

2.アンサンブル
【曲目】『It’s Broadway Musical』より、 Begin The Beguine

・(B1)111小節 和音決まらず、H音やや上ずり気味との指摘。
おっしゃるとおりだろう。 しかし、私はこれはバリトンだけの問題ではないと認識している。ベースの根音の音色の不統一と、セカンドの中で明確に音が割れていること。(バリトンのH音につられているのか?)

当然、オクターブになっていない。 なおかつ、トップのE音の響きが欠如していては、 ダイナミクスの不均衡さが際立ってしまう。

メジャーセブンスでハモらないのは、私の経験上、 十中八九はルート音に問題があることが多い。 かつての「草野心平の詩から」の第三曲”金魚”然り。それを、結局はバリトンだけのせいと結論づけようとする指揮者の耳に、 敢えて私は疑問を呈したい。 この箇所を指揮者が今後どのようにいじっていくか注視して参りたい。

・(T系)97小節 三連符は力で突かないように
・(全)105〜  曲全体としては cresc.なので、パート頭の入りの音量に注意。
・(全)109〜111小節 全音符に付されたアクセントは、和音の変化を明確にする程度にとどめる。
・(B1)50小節 若干歌って。音符に<>をつけるような感覚。

Night And Day
・(T系,B2)65小節 B1と同様な音色を。
・(B2)60小節 dolce espr.で。←用語の意味わかる?
Oklahoma Memory The Impossible Dream

【曲目】『チャイコフスキー歌曲集』より、
何故?
・(T系)冒頭 全般的に母音が浅く、平坦すぎる。のっぺりした演奏。やはり基本にかえってお腹で!!

語るな我が友よ
・(全) ソロとのテンポ合わせが課題。

憧れを知る者のみが
発声の時間にやった音色について注意深く。

ドン・ファンのセレナーデ
スタミナも大事ということ。

■連絡事項
(事務局より)
・次回練習は5月30日。(場所は同所43スタジオ)

(指揮者より)
・次回は上原先生との合わせ

 

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コメント

  1. Aik8man より:

    Tetsu様。
    >ベースの根音の音色の不統一と、セカンドの中で明確に音が割れていること。等々...
    どのパートも、音色が揃っていなかったり、ピッチが合っていなかったりすることは、今に始まったことじゃないですよね。
    そういった「根っ子」の問題を解決するためにも、今回の練習テーマ「耳を傾けて揃える」ことを、「団全体」で会得するよう、「皆で」頑張りたいですね!
    >ホントは、どうしたら良いか、指揮者もわかっていないのではないか?
    >なんだか怪しいあぁ・・・・?
    私も、わかっていないうちの一人です~(°°;)))オロオロ(((;°°)~

  2. Tetsu より:

    Aik8manさん、コメントをありがとうございます。
    いろんなことを同時に解決せねばなりません。
    合唱はマルチタスクな趣味であることを思い知らされます。
    シングルタスクであるのなら、どんなに楽でしょうか。

  3. Aik8man より:

    Tetsu様。
    シングルタスクなら楽でしょうが、面白くないでしょう。
    複雑であれば複雑であるほど、燃えてくるってもんです。付いて行けないこともありますが、喰らい付いて行けるよう、頑張ることも楽しみの一つです

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