2009年5月16日(土)通常練習

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今回の練習は、一ヶ月ぶりの前橋中央公民館である。前回までの二回連続の上原先生との合わせの結果を踏まえて、パート練習を通じて修正を図り、 月末に予定される三回目のセッションに備えることになる。

■場所 前橋中央公民館(46スタジオ)
■出席人数21名(T1:3 T2:5 B1:5 B2:6) 出席率79.1%
■練習内容

1.体操・呼吸・発声
○体操 ○呼吸 ○発声

今日のポイント:「声は身振りを使ってでも遠くへ飛ばせ」

我々は、メッセージを伝えるべき相手との相対的状況に応じて、 きわめて自然な形で対応することができる。

たとえば、体育館のような広いスペースの端と端で、メッセージを伝えるべき相手と相対した場合、当然、声の音量を上げるという操作をするわけだが、果たしてそれだけしか操作していないだろうか?

つーか、そんな事意識しないよね、普通・・・。 でも、声を大きくしても、相手にメッセージが伝わっていなさそうな場合、どうします?

1.更に声を大きくする
2.相手に駆け寄っていく(相手を呼び寄せる)
3.もっと違う手段に訴える
4.あきらめる

選択肢はこれくらいですかね? 大抵、

1.を試み、それでダメなら2.に移行するのでしょうし、おそらく、それで解決するでしょう。 それでは、体育館ではなく、相手との間に深い谷(というか崖)が横たわっていたとしたら?

ま、何が言いたいかというと、声を豊かに響かすためのスイッチを探し当てること・・・ これに尽きるわけです。 ただし、まずは、いろいろ試してみなければ始まりませぬ。

今回は、「身振り」を使って、声を相手に届けるイメージを持って歌うこと。 これをやってみた。

まぁ、お気づきの貴兄も多いでしょうが、 実は普段の発声練習と違うことをやっちゃぁいないのですけどね。

でも、皆さんは、感化されやすいですネ。(前橋男声に限ったことではないでしょうが) その場で、すぐに効果が発現する。

私は、こうして毎回前に立っていて、時々空恐ろしくなることがあります。 いろいろ言辞を連ねてみても、人は動かないけれども、 ある条件が重なった場合、その場の空気というものは、人間をいとも簡単に動かします。

しかも、前に立つ指導者が言葉にする示唆内容だけでなく、表情や息づかいや声色といったものに大きく影響するということ。 極端な話、音楽的な知識など一切無しでも、その辺りを心得ていれば、 合唱団を指揮することすら可能だろう。 余計に、指揮者というものは、それを知悉していなければならぬ。無論、両刃の剣としての危険性も十分に心していなければならないだろう。

・・・と、まぁ、今日の発声練習では、肝心な技術より、私の感慨を書き連ねてしまいましたが、 先述したような「遠くにメッセージを届ける」意識をもって、今日は歌ってみるべ!

2.パート練習

音取りも終えたはずだが、いつまで経っても何となく音が取りにくい場所はあるものだ。周りの歌えているメンバーと一緒に歌っていると、最後まで克服できずに過ぎてしまうことだってある。

今後過ごす月日、パート練習中では、音取りの比重は減ってゆくが、 こと音取り面のフォローに限って言えば、適宜、パートとしての弱点を見抜き、 そういった痒いところに手が届く!? ようなパート練習を心がけたいものだ。

前にも言ったが、音取りは技術と経験である。闇雲に音を覚えるということではなく、そこには必ず何かヒントやコツがあるものである。 それをあれこれ検索することは、私にとって、合唱をつくる過程を楽しむ一側面となっている。

私は、元々音やリズムにさほど感覚が鋭敏でなく、人一倍苦労して努力してきた思いが強い。しかし、だからこそ、その素人テクニックが役立つなら、求める人には伝えてゆきたい。

今日のB系パート練習では、幾ばくかの前進が明らかにみられた。 まずは、ベースラインが徐々に明確に聞こえ始めた。 共有時間が増すにつれて、音色やピッチに整合がとれてきたのだろう。

もう一つは、男声合唱の中でのB系の役割の明確化である。 構造物でよく例えられるが、基礎(B2)と柱(B1)がベース系だと見立てると、楽譜が面白く見えてくるから不思議だ。

中でも、B系で形作る五度や八度といった和音は、古典的男声合唱では手を抜くことが出来ぬ。 まずは、全員で、曲中で五度やオクターブがB系だけで構成される箇所を洗って抜き出した。

そういう箇所は、歌の全体構成の中で、果たしてどのような箇所に現れるか。 いずれも、曲が最高潮に盛り上がったり、その契機となったりするポイントの部分ばかりであることに、 メンバー一同、あらためて確認できた。

倍音の嵐をいかに構築できるか、そして、T系から輝く和声をいかに引き出すか。

近年充実度を増すB系の役割は、自らのパート内だけにとどまらず、他パートにもっと影響を与えるものになりつつあることを、みんなで自覚できれば、全体の合唱として大いに有益となるだろう。

3.アンサンブル
【曲目】『It’s Broadway Musical』より、
The Impossible Dream

今日はソリストを入れての初練習。ベースソロを皮切りに、四重唱に展開する。

その間のコーラスはやや高止まりの感があり、技術的には全く気が抜けないが、 更に練度が上がれば、心地よい音楽として仕上がってくるだろう。

(全)51小節〜 ブレス位置が指定されている意味は?ブレス位置を徹底。 フレーズがぶつ切りにならぬよう。
(全)62小節 Questからのdim.は集中力を持って、濃縮するように。 そして、次のキーワード”That my heart”に繋げてゆくのだ

Oklahoma
 
(全)198小節 1拍目までフォルテをキープして、直後にsub.ピアノ (全)198小節 「O」「K」「L」「A」・・・二重母音を意識。

Night And Day
しまった。パー練で取り組まずに、指揮者からの奇襲攻撃を受けてしまったぁ〜!
(B1)冒頭 声を抜かない。お腹で支えて。それと、of theが「ザ」になっている?
頼むから、the=「ザ」は止めようぜ〜おいおい・・・
(B2)7〜8小節 スラー位置変更。(詳細はパート員に尋ねてください)

Begin The Beguine
・3連符を力で押さぬよう。
・4分の4拍子であるが、2分の2n拍子のつもりで。 (音楽が重くなってしまうので)
・ビギンのリズムを感じて

■連絡事項 (事務局より)
・次回練習は5月23日。(場所は同じ) (指揮者より)
・ソリスト練習の実施について 等

 

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コメント

  1. OKLAHOMAの発音

    今、我が団で取り組んでいるIt’s Broadway Musical¥の中の「Oklahoma!」の発音について、念のため記したい。当然だと叱られるかもしれないが、できていないような気がするので、本当、念のため。
    曲の最後の「O、K、L、A、H、O、M、A」の「O」が[ou]だという指摘があったが、「Okla」の「O」も「homa」の「O」も[ou]である。カタカナ表記するとしたら「オウクダホウマ」みたいな感じである。
    ちなみに「OK!」の発音は[oukei]である。カタカナ表記では…..

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